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美桜は今放心状態だ。さてどうしようかな…


「今日は疲れたでしょ？もうお部屋に帰ろっか」


「………………」


美桜は動かずにただぼーっとベットに座っていた。このまま部屋に帰したら多分明日からの治療頑張れないな……




美桜が放心状態になることは今までに何度もあった。その度に俺はみおに寄り添い話をしてきた。


「まだ帰らないならもうちょっと先生とお話しよ？
嫌だったね、しばらく頑張ったらまた前みたいに元気になれるよ！

トレーニングの間は基本先生が担当でそばに出来るだけいるからね〜

本当なら集中治療室に入って１日のほとんど治療しないといけない状態だからさ頑張ろ？」


美桜はただ不安そうな顔で黙っていた。樹は美桜を安心させるように頭を撫でた


「大丈夫だから」