My life
第26章 治療の後……
「いきなり来てごめんな〜」と樹が申し訳なさそうに言った。
「全然だよ、来てくれてありがとう。ところで美桜の治療内容どうなった?」
悠斗がそう言うと、樹が真面目な顔になってその場の空気が引き締まった
「あ〜そのことだけどさ今回結構重症じゃん?
お尻の方は置いといて排尿障害の方が結構酷い状況。
それで本来なら集中治療室に入れて1日のほとんどを電気流して刺激したいなって思ってるんだけど精神的に今は無理だよな?」
樹は苦笑いしながら聞くと湊もなんとも言えない苦笑いしたような顔をして答えた
「1日のほとんど電気流さないといけないぐらい酷いのか……。
さすがに今は集中治療室に入るのはちょっと厳しいかな」
「だよな。だから俺も考えたんだけど朝、昼、夜の1日3回で1回に2時間の間電気を流して直接筋肉に刺激を3日間与えようと思う。
そして排尿は起きてすぐ、寝る前、日中は4時間おきに1回の感覚で刺激して排尿させようかなって思う。
排尿の刺激とかは慣れてる人の方がいいと思うから、排尿に関しては全部こっちに任せてもらえばなって思ってるんだけど大丈夫?
もちろん俺たちの方が無理な時は風神先生に頼もうかなって思ってるけど」
「結構ハードだな。樹たちが無理な時風神先生もだけど俺にも任せて」
湊は自分に出来ることは無いか探し、樹にそう言った
「湊みたいに美桜に深く関わる人にはちょっと任せられないんだよな……。」
湊は悔しそうな、少し悲しそうな顔をして言った
「そう…だよな……。」