My life
第27章 夜の導尿
美桜side
もういや。これを3日間1日最低でも4回はしないといけない。もう無理……
「頑張ったね〜」と樹は美桜の頭を撫でながら声をかけた
「…………もうしたくない」
美桜は俯きながらボソッと呟いた
こんなこと言ってもムダってことはわかってる。でも明日やめよっかって言う言葉を期待してしまう
「ん〜そんなに嫌なら辞める?」
樹は少し間を空けて軽くサラッと一言言った。美桜は絶対に返ってこないであろうと思っていた樹の応えに驚いて一瞬固まってしまった。
「えっ、、、、、」
先生絶対ダメって言うと思ったのに違った。本当はそう言って欲しかった。でもいざ言われると嬉しいけど嬉しくない。治療はしたくないけどしないといけないものという強い認識が私の中にはあるからだ。
舞はなんとも言えない複雑な顔をして黙っていた。少し間を置いて樹が話し始めた
「今辞めたら今まで頑張ってきたことが無駄になって、一生自力でおしっこできなくなるよ。
それでもいいなら先生は辞めてもいいと思う。美桜がそれを望むならね」
先生は私の考えていることなんて全て分かっている。分かった上で、わざと私にそう言って自分の頭でどうしないといけないのかを考えさせる。昔からそうだった
一生自力でトイレ出来ないなんて嫌に決まっている。私だってみんなと同じように何も考えないで普通に、当たり前にトイレできるようになりたい。
でも私にはそれは叶わない願い。みんなと同じ場所にいるためには頑張らないといけない。それは大嫌いな治療も含まれる。頭ではわかっていてもやっぱり嫌って気持ちが勝ってしまう。
それを先生にどうにかしてほしいのにわざとそういう言い方をする。本当に卑怯
「………………そんなの卑怯」
もういや。これを3日間1日最低でも4回はしないといけない。もう無理……
「頑張ったね〜」と樹は美桜の頭を撫でながら声をかけた
「…………もうしたくない」
美桜は俯きながらボソッと呟いた
こんなこと言ってもムダってことはわかってる。でも明日やめよっかって言う言葉を期待してしまう
「ん〜そんなに嫌なら辞める?」
樹は少し間を空けて軽くサラッと一言言った。美桜は絶対に返ってこないであろうと思っていた樹の応えに驚いて一瞬固まってしまった。
「えっ、、、、、」
先生絶対ダメって言うと思ったのに違った。本当はそう言って欲しかった。でもいざ言われると嬉しいけど嬉しくない。治療はしたくないけどしないといけないものという強い認識が私の中にはあるからだ。
舞はなんとも言えない複雑な顔をして黙っていた。少し間を置いて樹が話し始めた
「今辞めたら今まで頑張ってきたことが無駄になって、一生自力でおしっこできなくなるよ。
それでもいいなら先生は辞めてもいいと思う。美桜がそれを望むならね」
先生は私の考えていることなんて全て分かっている。分かった上で、わざと私にそう言って自分の頭でどうしないといけないのかを考えさせる。昔からそうだった
一生自力でトイレ出来ないなんて嫌に決まっている。私だってみんなと同じように何も考えないで普通に、当たり前にトイレできるようになりたい。
でも私にはそれは叶わない願い。みんなと同じ場所にいるためには頑張らないといけない。それは大嫌いな治療も含まれる。頭ではわかっていてもやっぱり嫌って気持ちが勝ってしまう。
それを先生にどうにかしてほしいのにわざとそういう言い方をする。本当に卑怯
「………………そんなの卑怯」