My life
第27章 夜の導尿
樹side
卑怯か……苦笑。まぁでもそう言われても仕方ないよな。俺がわざと美桜を少し突き放して自分の頭で本当はどうしないといけないのか考えさせるように仕向けてるからな。
俺は美桜を小さい時、から観てきている。だから美桜の考えていることも俺にどうして欲しいのかも分かる。それに美桜の性格だって知ってるからな。
俺は自分が卑怯だと言われる理由を知りながらも美桜に優しく尋ねた
「ん?何が卑怯なの〜?」
「卑怯だよ。本当は私の考えいること分かってるくせにそうやって知らないふりして。私だって分かってる。治療しないといけないって
私今までたくさん頑張ってきたのにまた振り出しに戻ってまた辛い治療をしないといけない。もう自分の体も治療も嫌なの……。
私もみんなと同じように普通で当たり前な生活したい……」
やっと美桜の本音聞けた。少し意地悪な言い方をしたけど美桜は思ってることを言わずに1人で我慢するから、こうでもしないと言わない
やっぱり思ってくことを口に出すとすごく心が楽になるからね
「先生、ちゃんと美桜が頑張ってきたことも、今頑張ってることも知ってる。美桜のことずっとそばで見てきたからね。
本当は美桜だってちゃんとわかってるでしょ?頑張んないといけないこと。
心が追いつかない時はだれでもあるよ。
先生と一緒にゆっくりでいいから前に進んでいこ?
立ち止まってても何も変わらないからね?
それに普通とか当たり前なんて気にしなくていい。普通とか当たり前は人によって違う。そんなのみんなが作った偏見なんだから美桜は美桜でいいんだよ?」
美桜と同世代の子ども達の治療を担当していて「普通とか当たり前」って言葉をよく聞く。みんな気にしている。俺はこの世に普通も当たり前も存在しないと思う。
なぜなら十人十色って言葉があるように人それぞれ違う。自分の個性を大事にする事が俺は重要だと思う。この壁は美桜もだし俺も一緒に乗り越えないといけない壁だ
美桜は少し間を空けて軽く下を向きながら頷いた。樹は美桜の頭をポンポンとした。
「大丈夫。頑張ったらちゃんと良くなるから。今日はもうゆっくり寝ようね、先生と一緒にお部屋まで帰ろ」
そうして美桜は樹に抱きかかえられ部屋まで戻った
卑怯か……苦笑。まぁでもそう言われても仕方ないよな。俺がわざと美桜を少し突き放して自分の頭で本当はどうしないといけないのか考えさせるように仕向けてるからな。
俺は美桜を小さい時、から観てきている。だから美桜の考えていることも俺にどうして欲しいのかも分かる。それに美桜の性格だって知ってるからな。
俺は自分が卑怯だと言われる理由を知りながらも美桜に優しく尋ねた
「ん?何が卑怯なの〜?」
「卑怯だよ。本当は私の考えいること分かってるくせにそうやって知らないふりして。私だって分かってる。治療しないといけないって
私今までたくさん頑張ってきたのにまた振り出しに戻ってまた辛い治療をしないといけない。もう自分の体も治療も嫌なの……。
私もみんなと同じように普通で当たり前な生活したい……」
やっと美桜の本音聞けた。少し意地悪な言い方をしたけど美桜は思ってることを言わずに1人で我慢するから、こうでもしないと言わない
やっぱり思ってくことを口に出すとすごく心が楽になるからね
「先生、ちゃんと美桜が頑張ってきたことも、今頑張ってることも知ってる。美桜のことずっとそばで見てきたからね。
本当は美桜だってちゃんとわかってるでしょ?頑張んないといけないこと。
心が追いつかない時はだれでもあるよ。
先生と一緒にゆっくりでいいから前に進んでいこ?
立ち止まってても何も変わらないからね?
それに普通とか当たり前なんて気にしなくていい。普通とか当たり前は人によって違う。そんなのみんなが作った偏見なんだから美桜は美桜でいいんだよ?」
美桜と同世代の子ども達の治療を担当していて「普通とか当たり前」って言葉をよく聞く。みんな気にしている。俺はこの世に普通も当たり前も存在しないと思う。
なぜなら十人十色って言葉があるように人それぞれ違う。自分の個性を大事にする事が俺は重要だと思う。この壁は美桜もだし俺も一緒に乗り越えないといけない壁だ
美桜は少し間を空けて軽く下を向きながら頷いた。樹は美桜の頭をポンポンとした。
「大丈夫。頑張ったらちゃんと良くなるから。今日はもうゆっくり寝ようね、先生と一緒にお部屋まで帰ろ」
そうして美桜は樹に抱きかかえられ部屋まで戻った