テキストサイズ

My life

第29章 反抗心

美桜side

隼人くんに無理やり抱っこされて部屋に連れられた。お母さんからの置き手紙見たけど今はそんなの見たくない


隼人くん、部屋を出ていったからたぶん今からお父さんが来る


どうしよう……怒られる


今は会いたくない




ドアが開く音がした


いつもならノックするけど、してないから結構怒ってるかも。


とりあえず私はドアの方とは反対側を向いて毛布をかぶった


「みお、とりあえず毛布から出ておいで」


今素直に出れるわけないよ


「……………」


「怒らないから早く出てきて」


絶対怒ると思うけどそろそろ出ないと違う方で怒られそうだからでようかな


はぁ〜、いやだな、、、、



美桜はゆっくりと静かに毛布からでたが、悠斗とは反対の方を向いた


「そのままでいいから少し話そ」


悠斗はみおのベットの端に腰をかけた


「……………」


「紗奈と久しぶりに会えて楽しかった?」


悠斗は優しくみおに話しかけた



えっ………怒らないの?


「えっ、、あ、うん」


「さっき怒らないって言ったでしょ笑、でも怒ってないってわけではないからね。黙って1人で行くのは良くなかったね」



「、、、わかってる。昨日目覚めたばっかりだから今は1人で行くのはまだダメってことも」


「わかってるなら良かった」


「…………」


「たまには息抜きも必要だよね」


少しの間沈黙になったが、美桜が小さい声で話し始めた


「……そろそろ導尿しないとダメだよね」


「そうだね、1人が嫌なら治療の間ついていよっか?」


美桜は即答で答えた


「いや、いい」


お父さんに見られながらとか耐えられない。でも1人で行くのは気が引ける……


悠斗はふっと笑いながら話し始めた


「美桜は美優に似て顔に出やすいな笑」


「どういうこと??」


「俺に治療されてる所見られたくないけど1人で行くのは嫌なんだろ?笑」


お父さんに全部バレてた、、、



「ち、ちがう!」


「ふっ笑 素直になればいいのにならない所も美優に似たな笑」


「も、もう!静かにして!」




美桜と悠斗が話をしていると部屋をノックする音が聞こえ、樹が部屋に来た


ストーリーメニュー

TOPTOPへ