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My life

第30章 治療の始まり

悠斗side


なるべくみおが笑顔になれるように話をしていたら樹が部屋に来た


美桜は樹を見た途端怯えた表情をして顔を逸らした


「みお〜、おはよう!先生を見た途端に顔をそらさないでよ〜苦笑」


たぶん美桜を迎えに来たのかな


「今日から3日間辛いと思うけど頑張ろうね〜、早速だけど治療室行こっか〜」


樹はなるべく優しく美桜に話しかけていた


美桜は動かず俺の方を見て助けを求めた


「大丈夫!お父さんも一緒に行くからね」


美桜はとても不安そうだから気が変わらないうちに行かせないとあとで大変になりそう


「ほら美桜行くよ〜」


そう言って悠斗は美桜を半強制的に抱っこして樹と一緒にトレーニングルームまで行った



トレーニングルームに入ると美桜の抱きつく力が強くなった


「大丈夫」


悠斗はみおに声をかけ少しでも不安を取り除こうとした



「美桜の今日の治療室は1番だよ〜、3日間1番の部屋だからその部屋は自由に使っていいからね」


そして美桜たちはトレーニングルームの奥の部屋にある1番の治療室に入り、悠斗は美桜をベットに座らせた


「いつも通りだから下着もズボンも全部脱いだらいつもの椅子に座ってタオルかけておいてね」



そう言って樹と悠斗は一旦治療室の外に出た



「悠斗、予定では朝は導尿して9時から治療だったけど、そのまま治療まで全部終わらせようかなって思うんだけど大丈夫?」


「あぁ、樹が大丈夫なら俺は樹に任せるよ」


「まだこのこと美桜に伝えてないから俺から言うよ。このまま悠斗がそばにいると美桜甘えそうだから9時30に迎えに来てくれる?」


今日は10時30から会議があるから9時半なら大丈夫か


「わかった、俺は樹の言う通りにするから」


そして悠斗は院長室に行き仕事をした




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