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My life

第31章 治療②

樹side

とりあえず尿の方は一旦終わったから最後にお尻に筋弛緩剤の注射と5分マッサージをしたら終わりだな


ここはちゃちゃっと終わらせますか苦笑


「みお〜今から何するかわかってると思うけど最後にお尻の治療頑張ろうね〜」


みおはまた涙目になりすごいやりたくないオーラを感じる……苦笑


でもやらないと終わらないことはみお自身が1番分ってるから昔みたいに嫌だと泣き叫ばない


成長したことは先生として嬉しいことだけど少し心苦しくなる


「じゃあいつもの体制になろっか〜、動くと危ないからなるべく動かないようにね」


いつも体制とは、左側を下にして膝を抱えるような体制になる


そして動くと危ないから、いつも蒼か拓海がみおの膝を抱えるように上から抱きつくように固定する


みおはやりたくないという気持ちが強いせいか動こうとする気配がないため、蒼が上手く誘導して体制を整えてくれている

「みお〜じゃあ少し横になるよ〜、いつものエビさんみたいな体制になれるかな〜?」


美桜はゆっくりながらに動いた


「そうそう〜!偉いね〜!上手だよ〜、じゃあ少し頑張ろうね〜」

そして準備が出来て注射器を持った樹がみおのお尻の前に椅子を持ってきて座った


蒼はみおの視界に注射器や、樹が入らないようにみおの顔の近くに手を当ててくれている


「じゃあ始めるね〜力抜いてふぅ〜だよ」



そして蒼がみおが動かないようにしっかりと固定し、樹が消毒の着いた脱脂綿をみおの肛門に当てるとみおは我慢の限界にきたのか泣き始めた


「うッヒクッ…ぃいやヒクッ…ヒクッ泣」


「みお〜大丈夫大丈夫!僕がそばにいるからね〜」


美桜のことは蒼に任せて樹は手を止めずに処置を続けた


「今から痛いよ〜ごめんね〜」


そう言って樹はみおの肛門に針を刺した


チクッ



「ビクッ∑いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!」



「痛いな〜薬入れるから少し我慢だよ」



「いやぁぁぁぁー!いたぁぁぁぁぁぃヒクッ泣」


「痛いね〜もう少しだからね〜頑張れ〜」


蒼は美桜が動くのを必死で押えながら声をかけた




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