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My life

第32章 優しい湊先生

湊side

今日は1日病棟の日。一通り朝の回診を終えて、溜まっていた書類を整理し終え時計を見ると9時30分を過ぎていた


もう9時半か〜


美桜の治療もそろそろ終わったかな



そう思っていると樹から電話が来た




「今みおの治療終わったとこ〜、悠斗がさっきみおを部屋に戻してあげてたから、もう部屋にいると思うよ〜
それとさっき結構泣かして疲れたと思うからしばらく寝かせてあげてね。じゃあまたあとで〜」



「お疲れ様〜。ありがとう〜またあとで〜」



みおが部屋に戻って寝てるなら今から栄養剤入れてあげようかな



そして湊は必要な道具を持ってみおの部屋に行った



みおの部屋に行くとみおはぐっすり眠っていた



「頑張ったね〜、お疲れ様」



湊は頭を撫でながらそう言った



そして湊はみおのズボンとパンツを脱がせて横向きにし、肛門にゼリーを塗っていつもより太めのカテーテルを挿入した


「ごめんね〜少し痛いけど我慢してね〜」



寝ているみおに湊は声をかけ処置を進めた



治療後はお尻の筋肉が少し緩くなってるからいつもより太めのカテーテルを挿入しなければならない



それには苦痛も伴うためみおは苦しそうに動き始めた



そして5センチ近くカテーテルを挿入するとみおは目を覚まし泣き始めた



「ヒクッ…ぃいやぁヒクッ…いたぁぃヒクッ」


美桜は唸りながら涙を流した


「ごめんね〜。嫌だね〜、もう終わるからね〜」


「ヒクッ…うっヒクッ…ヒクッ」



「よし終わり〜!頑張りました〜、寝てたのに邪魔してごめんね〜。もう何もしないからね〜おやすみ」


湊はゴム手袋を外すと、一定のリズムでお腹をポンポンと撫でた


そしてみおはまた眠りについた


湊はみおのカテーテルが抜けないように近くで カルテの整理や論文を読んでいた




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