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My life

第32章 優しい湊先生

美桜side

痛かった……


樹先生にされるより湊先生の方がましだけど、マシだけど本当に嫌だった


「頑張ったね〜」


湊先生は頭を撫でてくれた



「先生今から時間があるから一緒にいようか?」




たぶんもうすぐ樹先生が来るんだろうな……



さっきプラグ抜かれたこと嫌だったけど、今は樹先生が来るのを1人で待つ方が嫌だな……


「……うん」


「ほらおいで」



湊先生は私の目の前に来て手を広げていた



やっぱり湊先生は私の心を読んでいるのかな……




私はこういう嫌な治療や検査の前は、やりたくないという気持ちや、恐怖、不安という気持ちに呑み込まれないためにいつも抱っこや、誰かにそばにいてもらっている




私は湊先生の言葉に甘えて先生に抱っこしてもらった



私は湊先生に強く抱きついた



「少し先生とお散歩する?」



「…………」




今はそんな気分じゃない



「嫌なのね笑」



湊はみおを抱っこして窓際に行き、言葉をかけることなくただ抱っこしていた





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