My life
第45章 お話
湊「今回はちゃんと素直に言えたね、偉い偉い。」
そして湊はみおの頭を撫でながら言った
湊「みおが受けている治療は大人でも泣いちゃう治療。昨日のお尻の注射だって本当に痛かったよね。
怖いって気持ちも沢山あるけどそれに加えて美桜ぐらいの年齢の子達はお年頃だから恥ずかしさもとてもある。
でも美桜はいつも逃げずに頑張って治療を受けてる、する前から泣いちゃってるけどね笑
先生美桜と同じような子たくさん見てきたけど逃げ出してトレーニングに行かなくて取り返しがつかなくなった子達たくさん知ってる。
昔はよく逃げてたのに笑、成長を感じるよね〜
まぁお父さんが悠斗だから逃げられないのもあると思うけど笑」
ちょこちょこ入ってくる一言余計な言葉に美桜は湊の顔を少し睨んだがちゃんと心と耳を傾けて聞いていた
美桜「……せんせ…」
湊「どうしたの?」
美桜「……っ……やっぱり大丈夫」
退院したいって言おうと思ったけどダメに決まってるよね
湊「みお〜そういうのは無し!まったく美桜は言いたいこと昔からすぐ我慢しちゃうんだから〜笑」
美桜「えっと……私…………」
湊は美桜の目を見てウンウンと頷きながらみおの話を聞いていた
湊「どうしたの?いってごらん」
言ってもいいよね………?
美桜「退院したい」
とっても小さい声になってしまったが湊はちゃんとみおの言葉を聞き取った
湊「退院か〜、先生も一時退院は少し考えてたんだよね〜」
美桜は驚いた表情で湊の顔を見た
湊「そんなに驚かなくても笑、悠斗がいるから外泊許可出せるけど、そのかわりお家で栄養剤を入れないといけないよ?それでも大丈夫?」
お父さんに栄養剤入れられるのか……それはそれで嫌だな
でも病院にいるよりはマシかな
美桜はこくっと頷いた
湊「じゃ〜一時退院のこと考えておくね〜
でも今美桜熱が少しあってお腹も炎症し始めてるからそのふたつが治った後になるからね」