テキストサイズ

My life

第48章 不穏の始まり

湊がゆきを宥めているとドアをノックして潤が入ってきた


潤「持ってきました」


湊「ありがとう〜、ゆきちゃん?今からちょ〜っとだけ頑張る時間だよ〜」


ゆきは静かに涙を流しながら首を横に振った


潤「大丈夫だよ〜!潤くんのお膝におすわりしようね〜」


潤はゆきを抱き上げて自分の膝の上に座らせた


ここで時間をかけるのは可哀想だな


湊は手袋をパチッとはめて検査キットを袋から出した


湊「ゆきちゃ〜ん、ちょっとだけお鼻こちょこちょさせてね〜ごめんね〜」


潤はゆきの体を押えて、湊は検査キットを持っていない片方の手で雪の顔を押え、鼻にキットを奥まで入れ1秒ほどクルクルと中で回してすぐに抜いた


ゆき「ヒクッ…ん"ぅぅ!いや!ヤダヤダ痛いよ〜ヒクッグスン泣」


湊「痛いな〜もう終わるからね〜、終わったよー!頑張ったね〜」


ゆき「うッヒクッ…痛いよ〜ヒクッグスうわぁぁんヒクッ泣」


潤「ゆきちゃん強かったね〜頑張った頑張った!」


湊は検査キットを入れ物に入れ、手袋を外した


湊「潤〜あとは俺が変わるよ〜」


潤「ありがとうございます!俺が検査キット向こうに持っていきますね」


湊「ありがとう〜助かる」


潤「いえいえ〜」


湊は潤から雪を預かり、潤は部屋から出ていった



ストーリーメニュー

TOPTOPへ