
My life
第50章 それぞれの葛藤
「ふ〜やっと眠った〜」
湊は安心したように深い呼吸をすると、悠斗と美桜が座っている処置台に腰をかけた
「美桜を眠らせてくれてありがとうな、でも湊美桜に嫌われ始めてたな笑」
悠斗がふっと笑いながら湊に言った
「うるさいな笑、まぁそのうちいつも通りになるでしょ笑、熱とかストレスも重なって美桜退行しちゃってるから昔の美桜みたいに接してあげれば大丈夫かな」
湊は美桜の眠った顔を見ながら頭を撫で呟いた
「それより湊大丈夫なの?今日はもう何もしないって約束してたけど夜絶対美桜が嫌なことするよな?笑」
「あ〜笑、俺美桜に今まで嘘ついてきたことはなかったと思うけど今回は嘘ついちゃったな〜、さらに美桜に嫌われるじゃん……最悪〜笑、悠斗どうにかしてよ〜笑」
「え〜やだよ笑、でも美桜、湊のこと結構好きだからその時は湊の方から距離置いたら美桜の方から近づいてくると思うよ〜」
「みお俺のこと好きか〜笑、照れるな笑」
「さっきの恋愛的な意味じゃないからな笑、それにお前奥さんいるだろ笑、奥さんいなかったとしても年の差ありすぎで俺は湊に美桜は渡さないから笑」
「冗談だってば〜、そんな俺を浮気者みたいな言い方しないでよ笑、俺は割と一途な方だから!」
「わかってるって笑、小学生の時の初恋の子をずっと好きでいて告白して結婚までしたんだからな笑」
「そうだよ〜、ほんと俺の奥さん可愛いからな〜笑」
「湊の奥さん可愛いけど怒ると怖いんだよな〜、その分美優は子どもみたいで可愛いよ、手がかかる子どもみたいだけど笑」
「まっ結局は自分の奥さんが1番だよな笑、じゃそろそろ泣き虫美桜ちゃんを部屋まで戻しに帰ろっか!」
「そうだな。それより泣き虫美桜ちゃんなんて美桜の前で言ったら絶対怒るから言わない方がいいと思うぞ笑」
「言わないから安心して!」
そして悠斗が美桜をお姫様抱っこし、湊が美桜の天敵スタンドを押して検査室を出て、美桜の部屋に戻り、美桜をベットに寝かせてあげた
