テキストサイズ

My life

第52章 新しい先生



速水はしばらく黙ったあと話し始めた


「……知ってますよ。彼女が幼い頃から頑張り屋さんで1人で溜め込んでしまうこと。だから僕はここに来ました」


そして速水はすぐにカルテを見始めた


速水先生は大学一年生の時病院の仕事体験?みたいなプログラムでここへ来てその時美桜に出会ってたくさん勉強して戻ってきた



「速水先生もすごいな〜笑、美桜のことが気になるなら自分から行きなよ、ほら今僕と美桜はギクシャクしてるし。昔みたいに速水先生が抱っこしたり寄り添ってあげたら美桜も落ち着くんじゃないかな?」


「僕は行けませんよ。彼女は僕のこと覚えてないですし。それに中学2年生の女の子に抱っこなんて僕には出来ないので」


速水先生はそう言いながらカルテをまた見始めた


「美桜はたまに抱っこしてって感じ出してくるけどね笑、それより、あ〜どうしようかな。今から僕は外来だし、速水先生も今から違う科に診察行かないといけないんでしょ?悠斗はまだ来てないしな〜、今美桜を一人にはしておけないし……ん〜」


湊が悩んでいるとたまたま近くを通った風神先生が話しかけてきた


「みおがどうしたの?俺暇だから行こうか?」


風神先生!いいところに!


「あっ!風神先生!ちょっとお願いがあります」


そして湊は先程のことを風神先生に話して最近のことも全部話した


「あ〜そういう事ね。俺も昔よく美桜と争ったからね笑、美桜のことは任せて。」


風神先生はそう言ってにこっと笑ってくれた


「ありがとうございます!」


湊はそのままパソコンを閉じて必要なものを準備した


そして3人はそれぞれの行く場所へと行った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ