
My life
第53章 速水先生の診察そして検査
先生に先に行っててって言われたから処置室の前まで来たけど…
処置室の前に来ると、頑張るって覚悟決めてもやっぱり嫌だって気持ちが強く出てしまう、、
どうしよう、こんな所に突っ立っていても通りすがる人に変な子だと思われるよ
それに先生来ちゃう…
「入らないんですか?」
後ろから速水先生が声をかけて来た
「は…はいります……」
びっくりした、速水先生音もなく近づいてくるから
処置室に入ると色んな機械が置いてあった。なんか前とは違う、機会とかモニターが増えてる……
私が入口付近で部屋を見渡し固まっていると速水先生が声をかけた
「そちらのベットに腰かけてください」
そして速水も椅子に座って向かい合うようになった
速水先生は無言で体温計を渡してきた。測れって意味だよね。美桜はそーっと体温計を挟んだ
ピピッ
体温計の音が鳴る自分が見る前に速水先生に取られた
「熱は無いですね。昨日のカルテを見た限り熱があると思ったのですが、座薬が効いたみたいでよかったです。次は聴診を行います」
美桜は服を上に軽く浮かせた
「深呼吸をしていてくださいね」
速水は手のひらで温めた聴診器を美桜の服の中に入れ念入りに音を聞いた
「カルテに喘息についても書かれていましたが音はとても綺麗で喘息の心配はなさそうです。次は喉を診るので口を開けてください」
美桜は少しだけ口を開けた
「喉も大丈夫そうです。次はお腹の診察をした後少し検査もしたいので下着とズボンは脱いでベットに横になっていてください。大きめのバスタオルも近くに準備しておくので使ってください。僕は準備をするので奥の方にいます」
そう言って速水先生は処置室の奥に行って準備をし始めた
速水先生の診察初めてで緊張してかなり固まっちゃったな、
速水先生は淡々と進めるタイプなんだ、次も淡々と進めるのかな……
本当にお家に帰りたい、検査も診察もしたくない。でもちゃんとしないとまた先生達困らせるし……、、
先生は反対側見てるから逃げようと思えば逃げれるけど後々怖いんだよね、お父さんとか
美桜はそんなことを考えながらいやいやズボンと下着を脱いでベットに横になりバスタオルを肩までかけた
