🥀Das Schloss des Todes🥀
第1章 mein Prinz
ある日の深夜、パパは私の寝室に無遠慮に入ってきた。お兄ちゃんだったら、必ずノックをする。「入ってもいい?」って確認も取るし、そもそも深夜に部屋を訪ねてくる非常識な事はしない。
無言で入ってきたのはパパだとすぐに分かったけど、何をされるのか分からない恐怖から私はベッドから起き上がられなかった。
パパはゆっくりと近寄ってきて、
寝具である毛布をめくり上げたの。
ビックリして息が止まるかと思った。
硬直する私をよそに、パパは私の髪先を自分の指に絡めて、「絹糸のように綺麗だ。」と褒めてきた。
そのまま我が物顔で私のベッドの中に入ってきたパパは、服越しに私の胸を触ってきた。
流石に何をされるのか分かって、身を捩って拒絶の声を上げた。だけど、「学校に通えなくなってもいいのか?」と囁かれたら、それ以上抵抗が出来なくなった。
無抵抗になった私の肌とネグリジェと隙間から、脂ぎったパパの手が入り込んできて、感触を確かめるように胸を触られた。
「初めてだろう?今日は最後までしないからね。」って耳元で囁かれて、
大好きだったパパは死んだんだって悟った。