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小説以外のひとりごと

第46章 おかげさまで、

「嘘つき」


「新・エクソシスト 悪霊祓い」
2013年-カナダ映画
原題 WAY OF THE WICKED

DVDのジャケットには空中に浮いた女の子の画像が真ん中にあるが、そんなシーンは一回も出てこない


副題の「悪霊祓い」という事は全く無い


裏のパッケージの説明に「刑事が神父に悪魔祓いの儀式を」と書いていても、まず「儀式」のシーンが全く無い


ほとんど「詐欺」のような日本の配給会社


ストーリーは悪くなかったけど、とりあえず「エクソシスト映画」ではないので期待していたものと違うので困惑する


ラストのどんでん返しはあるけれど、いろいろと辻褄が合わない
なんでそうなったの?
と聞きたい

海外の学園恋愛モノ×サスペンス風味といった感じ


そもそもエクソシストというのは悪霊退治の儀式を執り行う神父の役職名
この映画に神父は出てくるが、悪霊退治もしないし、儀式もしない

神父はストーカーをしてるし、男子学生もストーカーをしてるし、二時間サスペンスドラマを見させられたような気分


原題「WAY OF THE WICKED」とは「悪者のやり方」とか「邪悪な手段」のような意味合い


内容は呪いとか悪霊というよりは超能力に近い雰囲気で「アキラ」とか「童夢」のようなパワーって感じなので、製作者が悪いのではなく、

「この映画を買い付けて、オカルト映画として売りつけよう」と言う日本の配給、興行主に悪意があると思う


もうB級映画を観るのをやめようかな、と思わせてくれる


ちょくちょく見たことがあるような雰囲気なのは、どこかでみた流れの既視感が強い
「サメストーカー」のような気がするけど、わからない


「サメストーカー」もなかなか異色なサメ映画だったからなぁ~



レンタル10本借りたけど、全部B級映画ばかりだから返す前に全部見ないといけないんだけど、もう見る気がどんどん失せてきた



やっぱりパッケージとタイトルはダメだと思う
取り憑かれた少女が不可思議な現象で空中浮揚してるから借りたんだから!

これは「たい焼きに鯛は入ってないでしょ!」
では済まされない
日本のビデオ会社〈アメイジングDC〉から発売されているビデオはもう借りない


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