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小説以外のひとりごと

第46章 おかげさまで、

「今日のサメ映画」

「シャーク・イン・ベニス」
2008年-アメリカ映画
原題 SHARK IN VENICE


アメリカ制作、イタリアでロケのサメ映画
水の都ベネッツィアはイタリア北東部の街
観光地のシーンは見ているだけで楽しくて、一度観光で行ってみたいなぁと思って見る映画

前半はそんな感じで楽しめるけど、
後半はつまらない人間対人間の銃撃シーンでめちゃくちゃテンポが悪い

日本のテレビドラマが香港映画のガン・アクションを真似て頑張ってみるが、まるでコントのような出来しか作れないような陳腐な銃撃シーンがだらだら続く


主人公の学校の先生はイタリアンマフィア相手にばったばったと倒していくし、

恋人の女教師もプロのようなガン・アクションを披露

マフィアは人払いのために水路にサメを放つが、マフィア自身も水路に近付けないという本末転倒な内容

脚本も悪いし、
銃撃シーンは撮影チームがかなりひどい


肝心のサメは何かの環境映像の使い回し

襲撃シーンもかなりちゃちい



もっと水路を泳ぐシーンとかたくさん撮れば面白くなるのに!

もったいない!


ベネチアの街の中をマフィアから逃げるシーンは残念ながらA級映画ほどの緊迫シーンには程遠い


ミッションやインディでよくある逃亡シーンのようだが、小走りで追いかけっこするのは失笑ものだ


追いかけてくる警察官3人組も電車ごっこしてるようで退屈


とにかくサメが出る意味があまり無い


見どころは前述したようにベニスの街の風景に尽きる


偽インディみたいな財宝やら、マフィアの銃撃シーンやら、人間のシーンが多すぎるな


海でサメが襲ってくるパターンに飽きた人は、水路の街でサメが襲ってくる光景は新鮮かもしれない


あと、2008年映画でもこんなに古臭く感じてしまうのか、ちょっと衝撃

アクションシーンは昔のスター・トレックのTVシリーズでのカーク船長のアクションシーンみたいだ
もっさりもっさりしたきれのない動き


ベニスの街の風景以外なにも残らない映画でした


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