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狂炎~狂った情炎に焼かれて~

第2章 侵食汚染



「……君は妻のことが本当に大事なんだね」
及川は微笑ましそうに、怯える俺を見る。表情の穏やかさとは裏腹に目は危険な光を湛えている。及川はイスから立ち上がる。
「…な、何をするつもりだ」
「……金曜日は人が多くて日色先生の躰を堪能できなかったかね、今日は思う存分、日色先生の躰を楽しませてもらうよ」
及川は俺のシャツの中に手を入れる。
「や、やめろッ!!」
「良いのかな?妻にあのことをバラされても」
「あっ…」
腹を探る手を払い退けようとすると及川はポケットから俺が犯されている写真を取り出し、俺に見せ付ける。男のイチモツを挿られている自分の姿を茜に見られたくない。俺はぐッと握り締める。抵抗できない俺の躰を弄る。及川は俺のスーツを脱がし、Yシャツのボタンを外す。
「前見た時から思っていたけど、日色先生の躰は本当にキレイだね」
及川が恍惚とした表情で俺の胸を探る、及川べたついた手で胸を探られ、俺は不快感で顔を歪める。
「後ろを向いて机に手を付きなさい」
俺は及川に言われた通り、後ろを向いて机に手を付いた。
「柔らかいのに程よく締まった良い尻だ」
「ひぅ!?」
及川が俺の双丘を揉む、思わず俺は変な声をあげる。及川はズボン腰に俺の双丘を撫で回す。俺は嫌悪感で顔を歪める。
「…そろそろ後ろを解すよ」
及川は俺のズボンのベルトに手を伸ばす、かちゃかちゃと音を立てながらベルトが外され、ズボンとボクサーパンツが下げられる。
「…ッ…!!」
及川は俺の後腔にローションを垂らす。いきなり冷たい液体を垂らされた俺の躰が跳ねる。
「さすがまだ固いな」
「……ひッ…!!」
及川は指を一本だけ俺の後腔に挿れる、俺は小さく悲鳴をあげた。
「あッ…くッ…んッ…」
「………確か日色先生の前立腺はココだったかな?」
俺の前立腺を及川の指がクイッと引っ掻いた。
「……んああッ!?」
前立腺を引っ掻かれ、俺の口から甘い声が漏れる。
「あッ…や、ヤメッ…んんッ…あッ…そこ…あッ…やだ…んッ…」
「ずいぶんエロい声出すんですね、日色先生」
前は酒のせいで意識が朦朧としていたせいで自分が淫らな声を出していることに気が付かなかったが、素面の今、自分がこんな声を出していることが受け入れられない。

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