狂炎~狂った情炎に焼かれて~
第2章 侵食汚染
「………うっううぅっ…」
俺は肩を抱いて涙を流す。
「……すぐ近くの体育館にシャワールームがあるからそこを使いなさい」
「は、はい…」
俺はフラフラになりながらズボンをあげる。早く中に出された及川の精液を掻き出したい。俺はシャツのボタンを付け直し、校長室のドアに手をかける。
「……それと、今後私が呼んだら必ず来るように」
及川は出て行こうとする俺の背中に暗にまた抱かせろと告げる。俺は目を細め、何も答えずに校長室を後にした。
「クソッ!!」
校長室からすぐ近くにある体育館のシャワールームのタイルに拳を叩き付ける。まさか俺をレイプした人のひとりが同じ職場にいるなんて…。
「はあ…」
俺は濡れた髪を掻き上げる、及川はこれからも金曜日の出来事を盾に俺を犯すつもりだ。こんなことがこれから何度も続くと思うと目の前が真っ暗になる。
「……仕方ない」
いつまでもシャワールームにいるわけにもいかないし、何より仕事も残っている。俺はため息を吐いた。俺は手を後腔に伸ばし、中に指を挿れ、注がれた及川の精液を掻き出す。
「ふっんんっ…」
後腔を弄る、かなり奥のほうで出されたせいで指を奥まで挿れないと及川の精液が掻き出せない。
「あーっ、めちゃ疲れた」
不意に生徒の声がシャワールームに響く。マズイ…俺は青ざめる。この声は確か俺が受け持っているクラスの宍原だ。金髪で褐色の肌のチャラい男だ。あまりのノリの軽さゆえに、俺が苦手としている生徒のひとりだ。
「本当、最悪だよな…少しサボっただけなのにグランド十週とか」
もうひとりはいつの宍原とつるんでいる林がシャワールームに入って来る。俺は慌てて口を塞ぐ。宍原と林ががやがや話している隣で俺は精液を掻き出す、ふたりに嬌声を聞かれてたくない俺は必死に声を押し殺す。
「…んっ…ふっ…んん…」
「ふぅ…サッパリした」
身体を洗い終えた林が個室から出る。遅れて宍原も個室から出る。
「……なんか変な音しないか?」
シャワールームを出かけた宍原がドアの前で立ち止まる。漏れていた俺の声を耳聡く感知した宍原は俺のいる個室のほうを向く、宍原の足音が近付いて来る。後腔に指を突っ込んで男の精液を掻き出しているところを生徒に見られる。