狂炎~狂った情炎に焼かれて~
第2章 侵食汚染
「な、何をするつもりだ」
「何をするかは蓮がよく知っているんじゃないか?」
惚けているわけでもないのに意味の分からないことを言う塩崎。
「拘束されている日色センセーってエロいよな」
慶人は高人に引っ付いたまま俺のほうを向いた。高人は慶人を引っ付けたまま俺に無機質な視線を向ける。
「……日色センセーを初めて見た時から俺、日色センセーを犯したいって思ってたんだよね」
慶人の言葉に塩崎達が俺に何をするのかを悟ってしまった俺は青ざめる。塩崎はようやく事態を悟った俺に、あんなことがあったのに理解が遅いな…と嘲笑う。
「抱かせろ……って言っても蓮、抵抗するだろ」
「………当たり前だ!!今すぐ結束バンド外せ!!」
俺は拘束された状態で凄む。それを見た塩崎は手で顔を覆う…こんな状態で凄んでも無意味…いや、逆効果でしかないのに…。
「日色センセーのその目…その目で睨まれるとゾクゾクする、早く俺のモノ突っ込んでアンアン言わせたい」
まるで新しい玩具をもらったような子供のような笑顔でとんでもないことを言う慶人。
「…ッ…ふざけんなッ!!」
腕を拘束されたまま暴れる俺に、塩崎は往生際の悪い俺に口の端を吊るし上げる。意思の強そうなその目を絶望させたい…と俺の聞こえない声で呟いた。
「や、ヤメッ…」
塩崎と慶人が俺のジャージをたくし上げ、胸の突起を食む。
「あッ…くッ…そんな…ところ…食むなッ…」
「気持ち良い?日色センセー?」
慶人が生意気な表情で俺を見上げる。
「んなわけあるかッ…気持ち悪いんだよッ…んんあッ!?」
「気持ち悪いって言っている割に、蓮のココ、固くなっているぜ」
塩崎が俺の中心をズボン越しに触れる。
「そ、そんなこと…あッ…んッ…あるわけ…んんッ…」
塩崎と慶人が俺の中心を触る。俺はふたりの手から逃れようと躰を捻る。
「本当は男に犯されるのが好きなんだろ?」
塩崎は俺の耳にイヤホンを嵌める。
『あッ…んッ…ふッ…んんッ…』
イヤホンから俺が及川に犯されている時の声が流れる。自分のみっともない嬌声を聞かされ、羞恥心を煽られる。
「日色センセーのココ、スゲーびくびくしている…高人と亀山も日色センセーに触って気持ち良くしてあげようよ」
「や、やだ…や、やめろ…お、俺に触るなッ!!」