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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第26章 飼い猫

紫優くんの腕に抱かれて
髪を撫でられると…
目が トロンと 微睡んで…

この場所が… 
世界で1番 安全な場所だと 思えて くる。

隠すモノも 怖がるモノも 何もない。

存分に 素を出して 甘えて良い場所だと
幾度となく 教え込まれて…

そうして私は 今… 
紫優くんの 望む 
ただの 可愛いだけの猫に されてしまった。


「し… う…」

自分から 紫優くんの首に 腕を回して…
その首に 摺りついては 舌を這わせて 
猫みたいに 舐め上げた。

「ふふっ 擽ったいよ…! 詩史♡」

まるで 愛情表現が 舐める事しか 無い様に…
飼い主の 嬉しそうな声を 聞きながら
夢中で 舐める。

さっきから…
香水に酔って 思考が うまく 回らないの…


「キスして…? 詩史…」

飼い主様からの ご要望…。

すぐに首筋から 舌を離して
紫優くんの 唇を 熱っぽく 見つめる。

形の良い唇… 

吸い込まれる様に その唇に 唇を重ねて
舐め上げた。

それから…
口内で 静かにしていた 紫優くんの舌に 
一生懸命 舌を絡ませて 擦りついて 甘える。

「ん… んん…っ!」

自分から 擦りついて いったのに
ゾクゾクと 感じて 声が漏れる。

『あ… は… っ…』

お互いに 荒い 息を吐きながら
夢中で キスをする。

吸われて  吸い付いて…

唇が… 腫れちゃう…


腰が 踊っちゃう…

疼きを 紛らわす様に…
手を 忙しなく 動かして
紫優くんに 夢中で 触れる。

私のモノ… 私の 飼い主様…!
私は… 紫優くんの猫…


「し… ふみ…」

手を捕られて… 
導かれた先は 紫優くんの 成長し始めたモノ…


紫優くんのモノに 触れると
興奮が 増して… 息が 上がって…! 
思わず 声を漏らした…。

「あ… にゃ… あ…!」 

自分から 紫優くんのモノに 顔を寄せ 
頬擦りする。


「ふふっ♡ 詩史は 本当に イケナイ子だね…
こんな… 普段は みんなが居る場所で
シたがる なんて…!」

紫優くんの 言葉に 
ハッとする。


急に… 現実に 戻されて パニックになった。


そんな私の様子を 紫優くんは くすくすと
笑う。

「良いんだよ? 詩史の素直な気持ちを
全部 俺に 見せて?」

「い… いや…!」

顔を 覆って 否定する。

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