飼い猫 🐈⬛🐾
第26章 飼い猫
心も身体も 素直になったけど…
こんな… 場所も考えずに 見境ナシに
紫優くんを 求めるのは 違う…!
そんな 私の急ブレーキを
紫優くんは 嘲笑う。
ひょいっと 私を抱えて
ガラスのダイニングテーブルに降ろされた。
ココは…みんなが ご飯を…!
慌てる私を 他所に
紫優くんは 私をテーブルの上に 押し倒した。
「や…! しう…っ いじわる…」
ココで 抱かれるのは 嫌だ…!
恥ずかしくて… 死んじゃう…
私の涙を 紫優くんは 愛しそうに微笑んで
拭う。
「ふふっ。
詩史は 悪い子に なりきれないね…」
両頬を 紫優くんの手が包んで
慰める様に 優しく キスされた。
その優しいキスは 即効性 抜群で…
直ぐに 私の心を 落ち着かせた。
「じゃあ… 言い方を変えるね?」
優しく 諭す様に 微笑まれると
少し 安心出来て…
大人しく 頷いた。
「俺の 望みを 叶えて? 詩史…」
「… 望み?」
「うん。 ここで 抱かれて?
何も 考えずに… 俺の為に… 」
「何も 考えずに… なんて 無理だよっ!」
だって ココは…
夏葉さんと過ごす空間で…
あのソファーは よくお兄ちゃんが 寛いでいて…
このテーブルは 景斗さんと カードゲームや
パズルを楽しむ場所…!
内海家のみんなを 感じる場所 なのに…!
「俺の事だけ 考えて?
飼い主の望みを 叶えて?
詩史にしか… 叶えられないんだよ?」
紫優くんが 首に施した 赤い刻印… 首輪 に
唇を 重ねる。 と…
ドクン…
何故か…
反抗的な 気持ちは 薄れて…
従順な猫は 飼い主の願いを 受け入れ様と
努力し始める。
嫌な はず なのに… なんで…?
紫優くんの香水が…
心地良く 思考を鈍らせる…。
紫優くんの手は 淡々と動き…
私は 内海家の ダイニングテーブルの上で
全てを 晒した。
そうして 飼い主の 指は…
華麗に 私の身体を 飛び回って
私から 甘い音色を 導き出す。
飼い主は 喜んで
ダイニングテーブルに 置かれた
私を 食べるが…
私は この状況を 受け入れ 切れない。
『詩史ちゃん♡ お茶しましょう?』
夏葉さんの 笑顔が 浮かぶ。
ヤ…っ! 夏葉さんが…っ !
恥ずかしくて…
涙を零す。
こんな… 場所も考えずに 見境ナシに
紫優くんを 求めるのは 違う…!
そんな 私の急ブレーキを
紫優くんは 嘲笑う。
ひょいっと 私を抱えて
ガラスのダイニングテーブルに降ろされた。
ココは…みんなが ご飯を…!
慌てる私を 他所に
紫優くんは 私をテーブルの上に 押し倒した。
「や…! しう…っ いじわる…」
ココで 抱かれるのは 嫌だ…!
恥ずかしくて… 死んじゃう…
私の涙を 紫優くんは 愛しそうに微笑んで
拭う。
「ふふっ。
詩史は 悪い子に なりきれないね…」
両頬を 紫優くんの手が包んで
慰める様に 優しく キスされた。
その優しいキスは 即効性 抜群で…
直ぐに 私の心を 落ち着かせた。
「じゃあ… 言い方を変えるね?」
優しく 諭す様に 微笑まれると
少し 安心出来て…
大人しく 頷いた。
「俺の 望みを 叶えて? 詩史…」
「… 望み?」
「うん。 ここで 抱かれて?
何も 考えずに… 俺の為に… 」
「何も 考えずに… なんて 無理だよっ!」
だって ココは…
夏葉さんと過ごす空間で…
あのソファーは よくお兄ちゃんが 寛いでいて…
このテーブルは 景斗さんと カードゲームや
パズルを楽しむ場所…!
内海家のみんなを 感じる場所 なのに…!
「俺の事だけ 考えて?
飼い主の望みを 叶えて?
詩史にしか… 叶えられないんだよ?」
紫優くんが 首に施した 赤い刻印… 首輪 に
唇を 重ねる。 と…
ドクン…
何故か…
反抗的な 気持ちは 薄れて…
従順な猫は 飼い主の願いを 受け入れ様と
努力し始める。
嫌な はず なのに… なんで…?
紫優くんの香水が…
心地良く 思考を鈍らせる…。
紫優くんの手は 淡々と動き…
私は 内海家の ダイニングテーブルの上で
全てを 晒した。
そうして 飼い主の 指は…
華麗に 私の身体を 飛び回って
私から 甘い音色を 導き出す。
飼い主は 喜んで
ダイニングテーブルに 置かれた
私を 食べるが…
私は この状況を 受け入れ 切れない。
『詩史ちゃん♡ お茶しましょう?』
夏葉さんの 笑顔が 浮かぶ。
ヤ…っ! 夏葉さんが…っ !
恥ずかしくて…
涙を零す。