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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第26章 飼い猫

「ふふっ♡ 詩史には 今… 母さんが見えるの? 
それとも… 父さん?」

紫優くんの言葉に 
今度は 景斗さんの 幻影が現れた。

『詩史ちゃん…♡』

景斗さんの幻影に微笑まれて…

慌てて 否定する。

「嫌…っ!」

「ふふっ…! みんな 詩史を 見てるの?
恥ずかしいね…
ほら テーブルの上… 見て?
詩史の蜜が 溢れて… 濡れちゃった…♡」


上半身を 起こされて…

私の足の間のテーブルに 水溜りが 出来ていた。

「嫌ぁ…っ!」

嫌がる私の前で
紫優くんは 見せつける様に
その蜜を 指で掬って 舐めた。


抱き抱えられて…
ソファに降ろされると 一気に貫かれた。

「ぁ ヤ…っあ!」

「ふふっ。 詩史… 興奮し過ぎ♡
咥え過ぎ だってば♡」

紫優くんは 私を 見下ろしながら 律動を早めた。

「このソファーは怜央がよく 独占してるよね。
怜央は 詩史に どんな言葉を 掛けるかな?」

左手を重ねて 耳打ち してくる。

「また 紫優とケンカしたのか? 
相手に しなきゃいいのに…!」

いかにも お兄ちゃんが 言いそうな台詞を
言って 紫優くんが お兄ちゃんの幻影を
作り出す。 


私達の 交わりを 見られている様な 
気分になって…

恥ずかしくて 視界を 閉ざす。


「ふふっ♡ こんなに 仲良しだよ♡って
見せつけようか♡」

紫優くんの 言葉に 操作されて…

私の頭の中は 公開SEX 状態で… 
大パニックだ !


「ヤ… だ… し…ぅ…」

泣き顔の私と 目が合うと
紫優くんは にっこりと微笑んだ。

「ごめんね 詩史…。
詩史を 泣かせるのは 可哀想だと 思うのに…
泣き顔が 可愛いくて 興奮する…!
苛めて ごめんね? 
コレも… 愛情表現なんだよ? ♡ 
お兄ちゃんに 見られながら イッてみて?」

「嫌…!だ… しう…っ!!!
ヤ… お にぃ ちゃ… ん …んんッ !!!」

視界を 閉ざしても…
お兄ちゃんの幻影は 消えない どころか 
鮮明に 脳裏に 映し出される。

「嫌ぁぁぁぁぁあ !!!!」

私は 啼き叫びながら 絶頂を迎え 
果てた。



「う…っ ふぇ…っ」

嗚咽を上げながら 
絶頂の余韻に 身体を震わせる。


「詩史… ごめんね。 嫌だったね…」

ふわっと 頭の上に 紫優くんの手が 乗った。

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