飼い猫 🐈⬛🐾
第27章 バスタイム
上から 覆う様に 抱きついてくる
紫優くんの首に 腕を回して…
紫優くんの腰に 足を巻き付けて
自分から 身体を擦って
紫優くんを 欲しがる。
「ふふっ…
詩史ちゃんは 本当に 甘えん坊だね♡
とっても 可愛い…♡
ずっとこうして 触りたかったよ
詩史ちゃん…」
紫優くんに『詩史ちゃん…』って 呼ばれると…
幼稚園の頃に 戻るみたい…
あの時の私達は 普通に手も繋いで
何も考えずに 抱きついて 仲が良かった。
『ずっと こうして触りたかった…』
なんて…
紫優くんの寂しさを 感じて…
罪悪感…。
紫優くんは
『詩史の罪悪感には つけ込まない…!』と
言ってたけど…
嘘だ。
紫優くんは 利用出来るモノは 何でも利用する。
だから『寂しかった…』なんて 言い方で
私の 罪悪感を 煽る。
私は 猫みたいに
一生懸命 紫優くんに擦りついて 慰める。
それから 舌を使って愛撫して… 愛を伝える。
私は 紫優くんに堕ちて 狂ってしまった…
紫優くんの 狂気にも似た 愛情に
心地良さを 感じてしまうの…
上目遣いに 見つめると
紫優くんは 口角を上げて
満足そうに 微笑んだ。
ほら… やっぱり…
紫優くんは 計算高い…!
そう わかっているのに…
今の私は 抵抗出来ない…
「はぁ…♡
詩史とナマで 繋がりたいけど…
詩史が 大変になったら 可哀想だもんね…」
すごく 残念そうな顔をするから
思わず 「いいよ…」って 言いそうになる。
でも 紫優くんは どんな時も
ちゃんと 避妊はして くれる。
「いいよ」なんて言ったら…
きっと 「ばか」って 怒られる。
そういう部分は 絶対に外さないから こそ…
ウチの両親は 紫優くんに 安心しているし、
紫優くんはそうやって みんなの信頼を 得ている。
ローションに塗れて 紫優くんと繋がって
心まで とろとろに なる。
意地も 見栄も 完全に剥がされた。
「悔しい…! 完敗… だいすき…」
私が言うと
紫優くんは ふっと笑った。
「俺が居なかったら…
死んじゃうって 言って…?」
我儘な飼い主は 愛猫に
さらなる 愛を求める。
「俺が 居なかったら
生きていけないでしょ…?」
紫優くんの首に 腕を回して…
紫優くんの腰に 足を巻き付けて
自分から 身体を擦って
紫優くんを 欲しがる。
「ふふっ…
詩史ちゃんは 本当に 甘えん坊だね♡
とっても 可愛い…♡
ずっとこうして 触りたかったよ
詩史ちゃん…」
紫優くんに『詩史ちゃん…』って 呼ばれると…
幼稚園の頃に 戻るみたい…
あの時の私達は 普通に手も繋いで
何も考えずに 抱きついて 仲が良かった。
『ずっと こうして触りたかった…』
なんて…
紫優くんの寂しさを 感じて…
罪悪感…。
紫優くんは
『詩史の罪悪感には つけ込まない…!』と
言ってたけど…
嘘だ。
紫優くんは 利用出来るモノは 何でも利用する。
だから『寂しかった…』なんて 言い方で
私の 罪悪感を 煽る。
私は 猫みたいに
一生懸命 紫優くんに擦りついて 慰める。
それから 舌を使って愛撫して… 愛を伝える。
私は 紫優くんに堕ちて 狂ってしまった…
紫優くんの 狂気にも似た 愛情に
心地良さを 感じてしまうの…
上目遣いに 見つめると
紫優くんは 口角を上げて
満足そうに 微笑んだ。
ほら… やっぱり…
紫優くんは 計算高い…!
そう わかっているのに…
今の私は 抵抗出来ない…
「はぁ…♡
詩史とナマで 繋がりたいけど…
詩史が 大変になったら 可哀想だもんね…」
すごく 残念そうな顔をするから
思わず 「いいよ…」って 言いそうになる。
でも 紫優くんは どんな時も
ちゃんと 避妊はして くれる。
「いいよ」なんて言ったら…
きっと 「ばか」って 怒られる。
そういう部分は 絶対に外さないから こそ…
ウチの両親は 紫優くんに 安心しているし、
紫優くんはそうやって みんなの信頼を 得ている。
ローションに塗れて 紫優くんと繋がって
心まで とろとろに なる。
意地も 見栄も 完全に剥がされた。
「悔しい…! 完敗… だいすき…」
私が言うと
紫優くんは ふっと笑った。
「俺が居なかったら…
死んじゃうって 言って…?」
我儘な飼い主は 愛猫に
さらなる 愛を求める。
「俺が 居なかったら
生きていけないでしょ…?」