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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第28章 目覚め

お兄ちゃんに 見られる?!
なんて 嫌…!

頭を横に振って 否定する。


「今ね… 朝の10時だよ。
タイムリミットが近いから…
詩史と繋がれるのは 最後かな…?」


快楽の波間に… 
紫優くんの 寂しそうな顔を 見る。


そんな 寂しそうな顔…  嫌だよ…!


飼い主の顔色に 敏感に反応し、 心配する。


ギブスで固定された ぐるぐる巻きの 右手を
紫優くんの頬に 当てる。

「キス しよう? 紫優。 
そんな顔 しないで…? 
一緒に… 堕ちよう?」


昨日 嫌と言う程 刻まれた
紫優くんの温もりを 自分から求めて
飼い主を 慰める。


私の誘いに 紫優くんは 嬉しそうに微笑んだ。



ああ… 
紫優くんの 笑顔は 確かに 可愛い…

この笑顔に 恋する女子は どれ程いるのか…
この腕に 抱かれたい女子は どれ程いるのか…


紫優くんの気持ちを 独り占めする私は
友達も出来ず いつも目の敵にされて
ずっと 独りだった。

こんなの 望んでなかったのに…!

紫優くんが 私を 必要なら…
仕方がないから 全女子に 恨まれてあげるよ…。


解放された 左手で 紫優くんの頭を引き寄せて
口内を侵す。
紫優くんの腰に 足を巻き付けて
紫優くんのモノを ナカで 抱きしめる。


「?! …っあ し…ふみ?!」

紫優くんの 慌てた声。

「気持ち 良い…?」

紫優くんのモノを ぎゅうぎゅう咥えこんで
紫優くんの 乳首を 責め立てる。


「…っ」


珍しい…
顔を 赤くして 快感に 抗おうとしてる。


きゅうううんっ


紫優くんの その顔が 可愛いくて…
母性本能を 擽られる。


「…っ 詩史…! っあ…♡」

眉毛を下げた美青年は 口を半開きにして
荒く 息をする。

「気持…ち ぃ… 詩史…」


お互いに腰をくねらせて 舌を 交わり合わせて
キスをする。


「いつもより早いけど… 
イッていい? 詩史…」

紫優くんは小犬みたいに 首を傾げて 
可愛いく 懇願してくる。


「いいよ…」

頭を撫でて 微笑むと  
紫優くんは 私を ぎゅっと抱きしめた。


「…っあ 詩史…っ! 俺の だよ…っ!」

思いの丈を 叫んで 私のナカで 果てた。


私のナカで ドクドクと暴れる 紫優くんのモノが 愛しい…

「紫優のもの だよ…」

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