飼い猫 🐈⬛🐾
第28章 目覚め
口元を押さえて 顔を真っ赤にして
私から視線を反らすお兄ちゃんに 動揺した。
「… 紫優… お前…
相当 色んなコト しただろ…」
キッチンから戻ってきた 紫優くんに
お兄ちゃんが声を掛けた。
「色んなコト? したねぇ…♪」
コーヒーを持って来た紫優くんは にこにこと
嬉しそうに お兄ちゃんに 答える。
「もっと… 色々したかったんだけどね…」
私の前に コーヒーを置くと 紫優くんは
キスマークに触れて にっこり微笑んだ。
ドク…ンッ
私は瞬時に
飼い主に可愛がられる猫に 戻った。
「…っ!」
紫優くんの瞳から 目を反らせない…!
「わかっちゃうよね…。
詩史は… 反応が 正直だから…」
「…っ!」
我慢出来なくて…
自分から 紫優くんに 擦りついて 甘える。
近くに 紫優くんが居るのに
触れないなんて 無理…!
「ふふっ 詩史は本当に 甘えん坊だね…♡」
紫優くんが 私の頭を撫でてくれると 安心する。
世界で1番 大好きな場所…
「相当 紫優に 躾られたな…。」
お兄ちゃんの手が また私に伸びてきて…
ビクッと身体を 強ばらせた。
「糸くず! 取ろうとしただけだろ…!」
呆れた様子のお兄ちゃんに 申し訳なく思うのに
心と身体は 紫優くんに 向かいたがる。
ぎゅっと紫優くんに抱きついて 離れたくない…
「…良かったな 紫優…。
これだけ懐いていれば 離れないだろ…。」
お兄ちゃんは 寂しそうに笑って
私の頭を撫でた。
「俺の妹は… 紫優のモノになったんだな…
覚悟はしていたけど… 寂しいな…」
気落ちした お兄ちゃんの声とは 反対に
紫優くんの声は 弾む。
「ふっ… ごめんね 怜央…
俺 今 詩史を独占出来て
詩史にも 求められて…
すごく 幸せだよ…!♡」
紫優くんは 私のおでこにキスをして
頬ずりする。
私も 幸せ だよ…。
「ちゃんと… 大事にしてやれよ?」
お兄ちゃんは 紫優くんの肩を叩いて
リビングから 出て行った。
「ふふっ。 こんなに甘えちゃって…
怜央は相当に ショックを受けてたよ?
学校では どうするの…? 詩史…」
猫耳カチューシャを 私の頭に 付けながら
紫優くんは 天使の微笑みで 首を傾げた。
何もかもが
紫優くんの 計算通り…
私から視線を反らすお兄ちゃんに 動揺した。
「… 紫優… お前…
相当 色んなコト しただろ…」
キッチンから戻ってきた 紫優くんに
お兄ちゃんが声を掛けた。
「色んなコト? したねぇ…♪」
コーヒーを持って来た紫優くんは にこにこと
嬉しそうに お兄ちゃんに 答える。
「もっと… 色々したかったんだけどね…」
私の前に コーヒーを置くと 紫優くんは
キスマークに触れて にっこり微笑んだ。
ドク…ンッ
私は瞬時に
飼い主に可愛がられる猫に 戻った。
「…っ!」
紫優くんの瞳から 目を反らせない…!
「わかっちゃうよね…。
詩史は… 反応が 正直だから…」
「…っ!」
我慢出来なくて…
自分から 紫優くんに 擦りついて 甘える。
近くに 紫優くんが居るのに
触れないなんて 無理…!
「ふふっ 詩史は本当に 甘えん坊だね…♡」
紫優くんが 私の頭を撫でてくれると 安心する。
世界で1番 大好きな場所…
「相当 紫優に 躾られたな…。」
お兄ちゃんの手が また私に伸びてきて…
ビクッと身体を 強ばらせた。
「糸くず! 取ろうとしただけだろ…!」
呆れた様子のお兄ちゃんに 申し訳なく思うのに
心と身体は 紫優くんに 向かいたがる。
ぎゅっと紫優くんに抱きついて 離れたくない…
「…良かったな 紫優…。
これだけ懐いていれば 離れないだろ…。」
お兄ちゃんは 寂しそうに笑って
私の頭を撫でた。
「俺の妹は… 紫優のモノになったんだな…
覚悟はしていたけど… 寂しいな…」
気落ちした お兄ちゃんの声とは 反対に
紫優くんの声は 弾む。
「ふっ… ごめんね 怜央…
俺 今 詩史を独占出来て
詩史にも 求められて…
すごく 幸せだよ…!♡」
紫優くんは 私のおでこにキスをして
頬ずりする。
私も 幸せ だよ…。
「ちゃんと… 大事にしてやれよ?」
お兄ちゃんは 紫優くんの肩を叩いて
リビングから 出て行った。
「ふふっ。 こんなに甘えちゃって…
怜央は相当に ショックを受けてたよ?
学校では どうするの…? 詩史…」
猫耳カチューシャを 私の頭に 付けながら
紫優くんは 天使の微笑みで 首を傾げた。
何もかもが
紫優くんの 計算通り…