飼い猫 🐈⬛🐾
第29章 学校生活
「…倉田さんって… そんな顔もするんだね…。
いつも 近寄り難い雰囲気 だったけど…」
「え…っ?」
「表情を崩しているの、あんまり見た事が
無かったから…。
内海くんに怒っているか 無表情で…
笑っていた方が 素敵だよ?」
松山さんに 言われて…
初めて自分が 他の人から どう見えていたのか
を 自覚する。
そっか…。
紫優くんにイラつくか
数々の嫌がらせに 心を凍らせていたから…
友達が出来ないのは 紫優くんのせいだと
決めつけていたけど… 自分のせいだったのか…。
「あの…っ 松山さん…
友達に なって くれませんか… ?
極力… ちゃんと 笑うので…」
頭を下げて お願いすると
松山さんは 声を立てて 笑った。
「ふふっ 倉田さんって もしかして不器用だった? 喜んで♪」
「…っ!」
松山さんの返事に 心にじんわりと
温かいモノが 広がる。
久しぶりに出来た… 私の友達…!
涙が流れて…
松山さんが 慌てた。
「ど…っ どうしたの???!」
「ごめんなさい… すごく… 嬉しくて…」
泣きじゃくる私に
松山さんは 背中を擦って 落ち着かせようと
してくれた。
「…倉田さん… って…
ストレートな人だったんだね…。
なんか直球で… 照れちゃうよ…(笑)」
こうして 松山さんとの関わりをきっかけに…
私は 心を凍らせる事を止めて
自然に みんなと 話せる様になった。
相変わらず 嫌がらせも起きて
悲しい思いをする事もあるけど…
一緒に怒ってくれる人が 増えた。
「最近 倉田さん 表情が柔らかいよね…」
「あんな 可愛い人だったっけ?」
「優秀で面倒見が良いとか…
ファンになっちゃう…!」
「倉田さん…! ここわからなくて…」
「うん? どこ? ああ…!
コレは引っかけ問題でね…、実はこの公式を
こうやって 使ってね…」
「倉田さん! 俺もわからん…!教えて?」
「私も…!」
「ふふっ! じゃあ 放課後に勉強会しようか?
解けるまで 帰さないよ?」
『工エエェェ(´д`)ェェエエ工!!!』
「ふふっ♪ ウソ ウソ♪
皆で 次のテスト 高得点取ろうよ♪ ね?」
いつも 近寄り難い雰囲気 だったけど…」
「え…っ?」
「表情を崩しているの、あんまり見た事が
無かったから…。
内海くんに怒っているか 無表情で…
笑っていた方が 素敵だよ?」
松山さんに 言われて…
初めて自分が 他の人から どう見えていたのか
を 自覚する。
そっか…。
紫優くんにイラつくか
数々の嫌がらせに 心を凍らせていたから…
友達が出来ないのは 紫優くんのせいだと
決めつけていたけど… 自分のせいだったのか…。
「あの…っ 松山さん…
友達に なって くれませんか… ?
極力… ちゃんと 笑うので…」
頭を下げて お願いすると
松山さんは 声を立てて 笑った。
「ふふっ 倉田さんって もしかして不器用だった? 喜んで♪」
「…っ!」
松山さんの返事に 心にじんわりと
温かいモノが 広がる。
久しぶりに出来た… 私の友達…!
涙が流れて…
松山さんが 慌てた。
「ど…っ どうしたの???!」
「ごめんなさい… すごく… 嬉しくて…」
泣きじゃくる私に
松山さんは 背中を擦って 落ち着かせようと
してくれた。
「…倉田さん… って…
ストレートな人だったんだね…。
なんか直球で… 照れちゃうよ…(笑)」
こうして 松山さんとの関わりをきっかけに…
私は 心を凍らせる事を止めて
自然に みんなと 話せる様になった。
相変わらず 嫌がらせも起きて
悲しい思いをする事もあるけど…
一緒に怒ってくれる人が 増えた。
「最近 倉田さん 表情が柔らかいよね…」
「あんな 可愛い人だったっけ?」
「優秀で面倒見が良いとか…
ファンになっちゃう…!」
「倉田さん…! ここわからなくて…」
「うん? どこ? ああ…!
コレは引っかけ問題でね…、実はこの公式を
こうやって 使ってね…」
「倉田さん! 俺もわからん…!教えて?」
「私も…!」
「ふふっ! じゃあ 放課後に勉強会しようか?
解けるまで 帰さないよ?」
『工エエェェ(´д`)ェェエエ工!!!』
「ふふっ♪ ウソ ウソ♪
皆で 次のテスト 高得点取ろうよ♪ ね?」