飼い猫 🐈⬛🐾
第29章 学校生活
こんな調子に…
私の学校生活は 苦節6年目にして やっと
夢見ていた形になってきた。
学校で お友達と 普通に喋れる事が こんなに
嬉しいなんて…!
心を凍らせて 自己防衛のフィルターを通して
見ていた景色とは違って…
毎日に 色彩が加わって 楽しい。
「倉田さん 今日も教えてくれて ありがとう♪
お陰で よくわかったよ!」
「いえいえ どういたしまして♪
わからない所があったら また聞いてね。」
クラスメイトに望まれて
不定期で行われる 放課後の勉強会。
皆を見送って 教室に残って 1人…
部活終わりの 紫優くんを 待つ。
ふぁ…
一段落したら あくびが出た。
実は昨日 ちょっと夜更かししちゃって…
寝不足なのよね…
自分の机に うつ伏せて いつの間にか
寝てしまった。
暫くして…
人の気配に気がついて
まだまだ 眠りたい… と 思いつつ
目を開ける
と、
悠理くんと 目が合った。
え?!
飛び起きると
悠理くんは 私の机に うつ伏せたまま
視線だけ 私を 追いかけてきた。
「え…っ 悠理… くん…っ!」
一気に 目が覚めて
よだれを垂らして いなかったか? と
口を 手の甲で拭きながら 慌てた。
「詩史ちゃん…
こんな所で 無防備に 寝ていたら
襲われちゃうよ?」
悠理くんに 笑いかけられて
顔を 真っ赤にする。
「え? え? いつ…から…?
私…っ 変なコト 言ってた???」
寝言を心配すると
悠理くんは 「さぁ? どうかな〜? 秘密♡」
と笑って 茶化した。
「ふええっ?! 変なコト… 言ってた?!」
顔を 覆って 恥ずかしさを隠す。
「今日も 皆の勉強を 見てあげたの?
最近 頻繁だね!」
悠理くんが 普通に話しかけてきたので
話し始める。
「うん。 でも 私の説明で 「わかった!」って
言って貰えると 嬉しいよ?」
にっこり 笑いかける。
悠理くんは そんな私の反応を冷静に見届けて
うつ伏せていた 上体を起こした。
「…詩史ちゃん… 変わったね。
前は… その笑顔は 俺だけのモノ
だったのに…」
「え…?」
「皆と 普通に話せる様になって
笑顔が増えたね。 ちょっと 寂しいな…」
悠理くんの言葉に どう 返事をしたら良いのか
私の学校生活は 苦節6年目にして やっと
夢見ていた形になってきた。
学校で お友達と 普通に喋れる事が こんなに
嬉しいなんて…!
心を凍らせて 自己防衛のフィルターを通して
見ていた景色とは違って…
毎日に 色彩が加わって 楽しい。
「倉田さん 今日も教えてくれて ありがとう♪
お陰で よくわかったよ!」
「いえいえ どういたしまして♪
わからない所があったら また聞いてね。」
クラスメイトに望まれて
不定期で行われる 放課後の勉強会。
皆を見送って 教室に残って 1人…
部活終わりの 紫優くんを 待つ。
ふぁ…
一段落したら あくびが出た。
実は昨日 ちょっと夜更かししちゃって…
寝不足なのよね…
自分の机に うつ伏せて いつの間にか
寝てしまった。
暫くして…
人の気配に気がついて
まだまだ 眠りたい… と 思いつつ
目を開ける
と、
悠理くんと 目が合った。
え?!
飛び起きると
悠理くんは 私の机に うつ伏せたまま
視線だけ 私を 追いかけてきた。
「え…っ 悠理… くん…っ!」
一気に 目が覚めて
よだれを垂らして いなかったか? と
口を 手の甲で拭きながら 慌てた。
「詩史ちゃん…
こんな所で 無防備に 寝ていたら
襲われちゃうよ?」
悠理くんに 笑いかけられて
顔を 真っ赤にする。
「え? え? いつ…から…?
私…っ 変なコト 言ってた???」
寝言を心配すると
悠理くんは 「さぁ? どうかな〜? 秘密♡」
と笑って 茶化した。
「ふええっ?! 変なコト… 言ってた?!」
顔を 覆って 恥ずかしさを隠す。
「今日も 皆の勉強を 見てあげたの?
最近 頻繁だね!」
悠理くんが 普通に話しかけてきたので
話し始める。
「うん。 でも 私の説明で 「わかった!」って
言って貰えると 嬉しいよ?」
にっこり 笑いかける。
悠理くんは そんな私の反応を冷静に見届けて
うつ伏せていた 上体を起こした。
「…詩史ちゃん… 変わったね。
前は… その笑顔は 俺だけのモノ
だったのに…」
「え…?」
「皆と 普通に話せる様になって
笑顔が増えたね。 ちょっと 寂しいな…」
悠理くんの言葉に どう 返事をしたら良いのか