飼い猫 🐈⬛🐾
第3章 認めない
だいぶ前から 気づき始めては いた。
先に始めた筈のテニスが 小学校3年生で勝てなくなった あの時から…
最初は 悔しくて 納得がいかなくて 喰らいついたけど…
紫優くんのスピードとパワーに
どうしても 勝てなかった。
それを 男女差と理解はしても 納得出来なかった。
テニスだけじゃない…。
運動面は どうしても勝てない。
加えて 英語も…
長期の休みを おばあちゃんがいるアメリカで
過ごす紫優くんは 日常会話は 何ら問題ない。
こつこつと勉強しても どうしてもそこに
太刀打ち出来ない。
同じ年 同じ日に生まれ…
何なら… 生まれた時間は 私の方が
少しお姉さんなのに…!
記憶力もいい。 両利きで 手先も器用。
紫優くんに 対抗していくパワーも
どんどん 削がれていく。
ねぇ… このまま 諦める?
こんな… 紫優くんの思い通りに
簡単に堕ちて いいの…?
腕を突っぱねて 紫優くんから 離れた。
紫優くんは驚いた顔をしてから 微笑んだ。
「まだ… 認めないんだ…」
紫優くんの言葉に 俯いたまま 頷く。
「残念…! でも… その方が オトシ甲斐
あるよね… ♪」
紫優くんが 私の眼鏡を 奪う。
同時に パサッと…
結んでいた筈の 髪の毛が 解かれた。
「いつまで 逃げれるかな…? 逃さないよ?」
甘い顔立ちの美青年は
いつの間にか手にしていた 私の髪の毛にキスをして 微笑んだ。
皆は 天使の微笑みと 称するが…
私には 悪魔の微笑み…
甘い言葉を囁いて 私を 堕落させ様とする。
きっと… 1度 堕ちたら 抜け出せない。
野性的 勘が…
危険だと 知らせる。
バシッ と 紫優くんの手を払い、
猫が威嚇する様に 紫優くんを睨みつける。
紫優くんは 頬を赤らめて 益々嬉しそうに
微笑んだ。
「いいよ。 触れたくらいで 堕とせるなんて
思っていない。
芯が通っていて ブレないからこそ
詩史はきれい…
大きな瞳で睨むその顔も… 誰よりも可愛い…♡」
不意に 唇に触れる 紫優くんの指に ビクッと
肩を 揺らす。
私の反応に 紫優くんは 目を細めた。
「楽しみだな…」
紫優くんは 距離を詰めて
私を 壁に追いこむ。
先に始めた筈のテニスが 小学校3年生で勝てなくなった あの時から…
最初は 悔しくて 納得がいかなくて 喰らいついたけど…
紫優くんのスピードとパワーに
どうしても 勝てなかった。
それを 男女差と理解はしても 納得出来なかった。
テニスだけじゃない…。
運動面は どうしても勝てない。
加えて 英語も…
長期の休みを おばあちゃんがいるアメリカで
過ごす紫優くんは 日常会話は 何ら問題ない。
こつこつと勉強しても どうしてもそこに
太刀打ち出来ない。
同じ年 同じ日に生まれ…
何なら… 生まれた時間は 私の方が
少しお姉さんなのに…!
記憶力もいい。 両利きで 手先も器用。
紫優くんに 対抗していくパワーも
どんどん 削がれていく。
ねぇ… このまま 諦める?
こんな… 紫優くんの思い通りに
簡単に堕ちて いいの…?
腕を突っぱねて 紫優くんから 離れた。
紫優くんは驚いた顔をしてから 微笑んだ。
「まだ… 認めないんだ…」
紫優くんの言葉に 俯いたまま 頷く。
「残念…! でも… その方が オトシ甲斐
あるよね… ♪」
紫優くんが 私の眼鏡を 奪う。
同時に パサッと…
結んでいた筈の 髪の毛が 解かれた。
「いつまで 逃げれるかな…? 逃さないよ?」
甘い顔立ちの美青年は
いつの間にか手にしていた 私の髪の毛にキスをして 微笑んだ。
皆は 天使の微笑みと 称するが…
私には 悪魔の微笑み…
甘い言葉を囁いて 私を 堕落させ様とする。
きっと… 1度 堕ちたら 抜け出せない。
野性的 勘が…
危険だと 知らせる。
バシッ と 紫優くんの手を払い、
猫が威嚇する様に 紫優くんを睨みつける。
紫優くんは 頬を赤らめて 益々嬉しそうに
微笑んだ。
「いいよ。 触れたくらいで 堕とせるなんて
思っていない。
芯が通っていて ブレないからこそ
詩史はきれい…
大きな瞳で睨むその顔も… 誰よりも可愛い…♡」
不意に 唇に触れる 紫優くんの指に ビクッと
肩を 揺らす。
私の反応に 紫優くんは 目を細めた。
「楽しみだな…」
紫優くんは 距離を詰めて
私を 壁に追いこむ。