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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第37章 新学期

忘れていた 紫優くんの温もりを 一気に思い出す。


…っ 触られたい…


手で 胸に 触れてみる。

撫でると 意図せず 頂きに 指が触れて…

ビクッと 突然の刺激に 身体を震わせる。


あ… ヤ…


自分の身体を 慰める手を 止められなくなって…
もっと 気持ち良く なりたい… と 
ショーツの中に 手を忍ばせる。


ナカに触れると  トロ…っと 蜜が 垂れて…

紫優くんを 欲している事を 自覚する。

「は… っ 紫優…くん…」

紫優くんが 教えてくれた通りに… 蕾を撫でて
身体を 跳ねさせる。

でも…

満たされない… 全然…!

愛撫されたい…
紫優くんの舌で 唇で キスされたい!


紫優くんの温もり… やわやわと蠢く 動きを
思い出しながら 
もじ…っと 足を摺り合わせて
腰をくねらせる。


「…っ し う…」


切なくて… 紫優くんを 呼んでしまう…。

にゃあ…


紫優くんもきっと 同じ気持ち…

『ねぇ… 
詩史も 俺と 同じ気持ちに なってよ…
触りたい… 触りたい… 触りたい…!!!』

悪魔からの 呪い…


やっぱり 紫優くんは 酷い…!
折角 忘れていたのに…!

寂しくなっちゃうから 思い出さない様に
していたのに…


『猫は3日で 忘れちゃうって 言うでしょ?
浮気されたら 困るし♪』

紫優くんが 頭の中で 意地悪く微笑む。


「しうくんの… ばか…」


この身体に 幾度となく 刻まれた 
紫優くんの温もりが 疼く…

紫優くんが「首輪」と称して つけるキスマークも
今は もう 殆ど 見えない。


寂しい…!


身体を 抱きしめて そのまま 眠りについた。



それからは…

着信があっても 無視し続けた。

声を聞いちゃうと 寂しくなるから…
あと3日で 会えるんだし。


紫優くんからの メッセージも ろくに返さずに
3日後を 待ち侘びていた。


2日たった 夜…

「ただいま〜」

玄関を開けると 紫優くんが 待ち構えていた。


予期していなかった 紫優くんの登場に
驚きのあまり 静止した。


「おかえり 詩史…
よくも 連絡を無視して くれたね!」

紫優くんは 眼鏡の奥で
にっこりと いつもの笑顔を作り、
ドス黒い オーラを放っていた。

相当に 怒っている らしい…

 

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