飼い猫 🐈⬛🐾
第37章 新学期
「紫優くん… 汚れちゃうよ…」
生理の出血量が多いから… と 躊躇う。
「いいから!」
強引に 手を引かれて
紫優くんの膝の上に 跨ぐ形で 座る。
紫優くんの 手によって 制服の襟元が緩むと
首筋に 強い 痛みを 感じた。
「痛…っ!!!!」
思わず 声を上げて
逃げそうになる身体の 肩を抱いて
紫優くんが 私の動きを 封じる。
痛みに耐える為に
ぎゅ…っと 紫優くんのシャツを掴むと
紫優くんは いつもの様に そっと 私の手を包んで 私を 慰める。
「ん…っ くぅ…っ !」
紫優くんの唇が 首筋から 離れると 安心して…
目を開けた瞬間に 涙が 流れた。
「痛かったね… ごめんね?」
おでこを小突き合わせて
申し訳なさそうに 紫優くんが 謝ってくる。
私が 痛みに弱いのを 知っていても
紫優くんは 痛みを与えて
私の心と身体に 紫優くんの存在を刻む。
痛いのは 嫌なのに
今は それが とても 嬉しい…。
紫優くんの両頬を包んで チュッと キスをする。
「しうくん… さみしかった…
キスマーク 消えちゃうし…」
話ながら キスをして 甘える。
紫優くんは ふっと笑って 甘える私を
抱き寄せた。
「辛そうだね…。
昔は 俺に 弱みを見せない様に 必死だったのに… 嬉しいな♡」
久しぶりの 飼い主さまの 腕の中…
頭を撫でられて 安心しきって 身を任せる。
「詩史… 幼稚園の時を 覚えてる?
詩史が風邪気味で…
心配した 父さんが 声を掛けたら
詩史、父さんに めちゃくちゃ 甘えて…
あの時 父さんに すごい嫉妬した…!
俺には 意地でも 甘えて来ないクセに
素直に 甘えちゃって…
父さんも 詩史に デレデレだったし、
すごい 悔しかった…!」
紫優くんの その思い出話は よく覚えてる。
キス魔ならぬ 甘え魔だった私は
自分が 弱っている時… 誰彼構わず 甘えた。
内海家は皆、特に優しくて…
夏葉さんも お兄ちゃんも 景斗パパも
すごく 可愛がって 甘やかしてくれた。
皆 大好き…!
そんなに 甘えたがりな私でも 紫優くんにだけは
自分から 甘えなかった。
紫優くんの 強い想いに 仕方なく
根負けする形で
胸を 貸して貰う事は あったけど…
生理の出血量が多いから… と 躊躇う。
「いいから!」
強引に 手を引かれて
紫優くんの膝の上に 跨ぐ形で 座る。
紫優くんの 手によって 制服の襟元が緩むと
首筋に 強い 痛みを 感じた。
「痛…っ!!!!」
思わず 声を上げて
逃げそうになる身体の 肩を抱いて
紫優くんが 私の動きを 封じる。
痛みに耐える為に
ぎゅ…っと 紫優くんのシャツを掴むと
紫優くんは いつもの様に そっと 私の手を包んで 私を 慰める。
「ん…っ くぅ…っ !」
紫優くんの唇が 首筋から 離れると 安心して…
目を開けた瞬間に 涙が 流れた。
「痛かったね… ごめんね?」
おでこを小突き合わせて
申し訳なさそうに 紫優くんが 謝ってくる。
私が 痛みに弱いのを 知っていても
紫優くんは 痛みを与えて
私の心と身体に 紫優くんの存在を刻む。
痛いのは 嫌なのに
今は それが とても 嬉しい…。
紫優くんの両頬を包んで チュッと キスをする。
「しうくん… さみしかった…
キスマーク 消えちゃうし…」
話ながら キスをして 甘える。
紫優くんは ふっと笑って 甘える私を
抱き寄せた。
「辛そうだね…。
昔は 俺に 弱みを見せない様に 必死だったのに… 嬉しいな♡」
久しぶりの 飼い主さまの 腕の中…
頭を撫でられて 安心しきって 身を任せる。
「詩史… 幼稚園の時を 覚えてる?
詩史が風邪気味で…
心配した 父さんが 声を掛けたら
詩史、父さんに めちゃくちゃ 甘えて…
あの時 父さんに すごい嫉妬した…!
俺には 意地でも 甘えて来ないクセに
素直に 甘えちゃって…
父さんも 詩史に デレデレだったし、
すごい 悔しかった…!」
紫優くんの その思い出話は よく覚えてる。
キス魔ならぬ 甘え魔だった私は
自分が 弱っている時… 誰彼構わず 甘えた。
内海家は皆、特に優しくて…
夏葉さんも お兄ちゃんも 景斗パパも
すごく 可愛がって 甘やかしてくれた。
皆 大好き…!
そんなに 甘えたがりな私でも 紫優くんにだけは
自分から 甘えなかった。
紫優くんの 強い想いに 仕方なく
根負けする形で
胸を 貸して貰う事は あったけど…