飼い猫 🐈⬛🐾
第40章 段取り
いや、 寝ているからこそ
素直に 答えられたのかも…
詩史は 相変わらず 目を開けない。
でも 口元が ゆっくり笑って…
手を伸ばして
俺を引き寄せると
頭を撫でてきた。
ポンポンと背中を叩いて…
「大丈夫だよ」って 伝えてくれる みたい…
詩史の優しさに
思わず 泣きそうになるくらい
安堵する。
あぁ… 詩史は 本当に天使だな…
寝込みを襲う様な 酷い事をする 俺でも
優しく受け入れてくれるのか…。
幼稚園時代…
詩史は間違いなく 天真爛漫な天使だった。
真っ白な光を放って 皆を笑顔に変える子だったのに…
俺が 天使を独占したくて…
羽根を もぎ取ったんだ。
飛べなくなった天使を 手の内に隠して
良い様に 汚して…
今では こんなに 俺に従順な 飼い猫だ。
こんなに可愛い猫は 誰にもあげない、と
ひた隠しにしてきたけど…
羽根をもぎ取っても 尚…
詩史は天使の片鱗を 魅せる。
綺麗で 強くて 白い 高貴な光を放って…
皆を 魅了し続ける。
俺や悠理だけじゃなく…
1部の奴等も気がついてる。
まぁ、気がついた所で 詩史は手に入らないと
皆、瞬時に 理解してくれて…
お利口さんばかりで すごく 助かるよ。
だから…
離れる事の 何が 心配なのかって…
俺が 正気を 保てないんじゃないか…?
って… 怖くなってる。
「…っ は…! しふ… み…」
自分の満たされた証を
詩史の滑らかなお腹の上に 吐き出して…
頬に 塗り付けてみる。
ああ… 綺麗な詩史を また 汚してしまった…
可哀想と 思うのに
凄い 優越感を感じて 心まで 満たされる。
幸せ…
ねぇ… どんどん 詩史に 狂っていくよ…!
満たされるどころか もっと欲しくなる。
こんな状態で 離れられるのか…?
いいや…
何の為に 離れる決意をしたのか 思い出せ…!
焦り、狂いそうになる自分に 言い聞かせる。
首や 胸… 全身に…
吐き出した欲を 無心に 塗り広げて
俺のモノで塗れた詩史を 抱きしめる。
離れたら
詩史も 泣くのかな…?
そうしたら…決心が 揺らいじゃうな…
「俺が 詩史を 手放す訳が無いよ…
詩史が1番 知ってるでしょ?」
可愛い猫を 誰にも触れさせない様に
暗闇に隠して 眠りについた。
素直に 答えられたのかも…
詩史は 相変わらず 目を開けない。
でも 口元が ゆっくり笑って…
手を伸ばして
俺を引き寄せると
頭を撫でてきた。
ポンポンと背中を叩いて…
「大丈夫だよ」って 伝えてくれる みたい…
詩史の優しさに
思わず 泣きそうになるくらい
安堵する。
あぁ… 詩史は 本当に天使だな…
寝込みを襲う様な 酷い事をする 俺でも
優しく受け入れてくれるのか…。
幼稚園時代…
詩史は間違いなく 天真爛漫な天使だった。
真っ白な光を放って 皆を笑顔に変える子だったのに…
俺が 天使を独占したくて…
羽根を もぎ取ったんだ。
飛べなくなった天使を 手の内に隠して
良い様に 汚して…
今では こんなに 俺に従順な 飼い猫だ。
こんなに可愛い猫は 誰にもあげない、と
ひた隠しにしてきたけど…
羽根をもぎ取っても 尚…
詩史は天使の片鱗を 魅せる。
綺麗で 強くて 白い 高貴な光を放って…
皆を 魅了し続ける。
俺や悠理だけじゃなく…
1部の奴等も気がついてる。
まぁ、気がついた所で 詩史は手に入らないと
皆、瞬時に 理解してくれて…
お利口さんばかりで すごく 助かるよ。
だから…
離れる事の 何が 心配なのかって…
俺が 正気を 保てないんじゃないか…?
って… 怖くなってる。
「…っ は…! しふ… み…」
自分の満たされた証を
詩史の滑らかなお腹の上に 吐き出して…
頬に 塗り付けてみる。
ああ… 綺麗な詩史を また 汚してしまった…
可哀想と 思うのに
凄い 優越感を感じて 心まで 満たされる。
幸せ…
ねぇ… どんどん 詩史に 狂っていくよ…!
満たされるどころか もっと欲しくなる。
こんな状態で 離れられるのか…?
いいや…
何の為に 離れる決意をしたのか 思い出せ…!
焦り、狂いそうになる自分に 言い聞かせる。
首や 胸… 全身に…
吐き出した欲を 無心に 塗り広げて
俺のモノで塗れた詩史を 抱きしめる。
離れたら
詩史も 泣くのかな…?
そうしたら…決心が 揺らいじゃうな…
「俺が 詩史を 手放す訳が無いよ…
詩史が1番 知ってるでしょ?」
可愛い猫を 誰にも触れさせない様に
暗闇に隠して 眠りについた。