テキストサイズ

飼い猫 🐈‍⬛🐾

第5章 首輪

トイレへ駆け込み 鏡を見る。
紫優くんの付けた跡を 確認する。

首に… 真っ赤な 跡が… ! 

目立つ…。

「…っ!」

ドクンっ! 大きく 心臓が 跳ねた。

紫優くんが…  私の体に触れた証拠…!



もぉ… もぉ… もぉ… もぉ…っ!!!!!

よくも 私の清楚なイメージに ダメージを!!!

ぷっちーーーん

紫優くんに キレた。


それから私は 髪の毛をおろして 
保健室に向かい 大きめの絆創膏を貰って 
紫優くんの付けた跡に 貼り付けた。


体育館から バスケットボールを借りて
教室へ向かう。


まだ 誰も居ない教室に 1人で居る 紫優くんを
見つけると、 躊躇いなくバスケットボールを
投げつけた。

紫優くんは 私の殺気でも感じたのか、 ボールが
当たる前に ボールに気がつき、受け止めた。


ちっ! 

私は盛大に舌打ちして 眼鏡を外す。

「…表に 出なさいよ 。」 

言い放つ と 紫優くんは 微笑んだ。

「詩史のそういう 食ってかかってくるところ
好きだよ? その眼 良いね…♡ ゾクゾクする♪」

楽しそうに 口角をあげて バスケットボールを
指で回した。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ