飼い猫 🐈⬛🐾
第42章 朝練
「ほら… もう 怖くないね…?」
優しい 紫優くんの声を聞きながら
柱に 抱きついて 啼いた。
お互いに身なりを整えて…
柱に凭れて 疲れた身体を 休める。
紫優くんの腕に抱かれて 胸に擦りついて
甘えるのに
私は 可愛げなく 文句を言う。
「もぉ! 相変わらず 詐欺師みたい!
粗治療だよ…!」
「何 言ってんの。 誘ってきたのは 詩史でしょ? そっちこそ 相変わらず 気紛れ猫だな…!」
文句を言い合うのに
お互いの温もりに 満足して 離れられない。
怖かった筈の階段が 嘘みたい…
部屋にいるみたいに リラックスしていた。
「…っ 紫優…! と… 倉田さん?
朝から… 何 イチャついてんの…!」
いつの間にか 登校してきた クラスの男子達に発見されて…
私は固まった。
「ん~? 詩史が 甘えてくるから
相手してるの。」
紫優くんは 男子達を前に
微動だにしない どころか、 堂々と告げる。
「違うっ! 違うよ ?!」
涙目になって 必死な顔で 一生懸命否定するけど…
却って バレバレみたいで…
私の必死さに 皆、苦笑いする。
「倉田さんって かなり 甘えん坊なんだね…
かーわいー♡」
頬を赤くして ニヤニヤと男子達に 誂われた。
ガガーン! バレた…!
私が ショックを受け 固まっていると…
「何言ってんだよ…
詩史が 甘えるのは 俺にだけだよ。
白い優等生は 他には 靡かない。 ね? 詩史?」
にっこりと微笑むのに…
紫優くんは その場にいた全員の背筋を 凍らせた。
強い独占欲と 牽制…!
「は… はは… そうだよね…
クラタさん… マジメだもんね〜…」
後退りすると 男子達は 走って逃げて行った。
あぁ…
助かったけど…
何故だろう? 男子達を 気の毒に思う…。
「…詩史」
不意に呼ばれて…
紫優くんに 振り返ると
真剣な瞳に ぶつかった。
「な… なに… ?」
何を言われるのか と 警戒する。
「俺…」
その後の言葉が…
待てども 待てども 出てこない。
「… ごめん いいや…
男子達には 気をつけてね?」
やっと出てきた 紫優くんの言葉に
はぐらかしを 感じた。
「え… なに… 」
問い詰めようとした所で
チャイムが鳴った。
優しい 紫優くんの声を聞きながら
柱に 抱きついて 啼いた。
お互いに身なりを整えて…
柱に凭れて 疲れた身体を 休める。
紫優くんの腕に抱かれて 胸に擦りついて
甘えるのに
私は 可愛げなく 文句を言う。
「もぉ! 相変わらず 詐欺師みたい!
粗治療だよ…!」
「何 言ってんの。 誘ってきたのは 詩史でしょ? そっちこそ 相変わらず 気紛れ猫だな…!」
文句を言い合うのに
お互いの温もりに 満足して 離れられない。
怖かった筈の階段が 嘘みたい…
部屋にいるみたいに リラックスしていた。
「…っ 紫優…! と… 倉田さん?
朝から… 何 イチャついてんの…!」
いつの間にか 登校してきた クラスの男子達に発見されて…
私は固まった。
「ん~? 詩史が 甘えてくるから
相手してるの。」
紫優くんは 男子達を前に
微動だにしない どころか、 堂々と告げる。
「違うっ! 違うよ ?!」
涙目になって 必死な顔で 一生懸命否定するけど…
却って バレバレみたいで…
私の必死さに 皆、苦笑いする。
「倉田さんって かなり 甘えん坊なんだね…
かーわいー♡」
頬を赤くして ニヤニヤと男子達に 誂われた。
ガガーン! バレた…!
私が ショックを受け 固まっていると…
「何言ってんだよ…
詩史が 甘えるのは 俺にだけだよ。
白い優等生は 他には 靡かない。 ね? 詩史?」
にっこりと微笑むのに…
紫優くんは その場にいた全員の背筋を 凍らせた。
強い独占欲と 牽制…!
「は… はは… そうだよね…
クラタさん… マジメだもんね〜…」
後退りすると 男子達は 走って逃げて行った。
あぁ…
助かったけど…
何故だろう? 男子達を 気の毒に思う…。
「…詩史」
不意に呼ばれて…
紫優くんに 振り返ると
真剣な瞳に ぶつかった。
「な… なに… ?」
何を言われるのか と 警戒する。
「俺…」
その後の言葉が…
待てども 待てども 出てこない。
「… ごめん いいや…
男子達には 気をつけてね?」
やっと出てきた 紫優くんの言葉に
はぐらかしを 感じた。
「え… なに… 」
問い詰めようとした所で
チャイムが鳴った。