飼い猫 🐈⬛🐾
第43章 文化祭
紫優くんが インフルエンザで 休んでいる間に
学校では 文化祭の事が 決められていた。
だから…
文化祭の1週間前になって
今更 クラスの出し物が 嫌だとか、
不機嫌になられても 困る。
「なんで メイド執事喫茶なの?!
ただの カフェで良くない?!」
下校時
紫優くんの文句を 煩いなぁ と
聞き流しながら 文化祭の事を 考えていた。
カフェで用意する お茶やお菓子の手配の確認は
済んだ。 前日から 作業に 追われそうだな…
「ねぇ、聞いてる? 詩史!
なんで反対しなかったの?!
いかにも コスプレとか 嫌がりそうなのに!」
肩をガッと掴まれて 考え事が中断された。
「え? …あぁ!
メイド服は嫌だけど、執事でも良いっていうから
それなら 良いかな?って。」
私の説明に 紫優くんは 唇を震わせて
涙目になった。
「なんで メイドじゃ ないんだよ!」
「はぁ?! さっきまで 『詩史がひらひらした
メイド服を着て 他の人に給仕するなんて
嫌だ!』とか喚いてた じゃない!」
「でも! 詩史のメイド姿は 見たい !!!」
「バカじゃないの?!」
相変わらず 目茶苦茶を 言うヤツだな…
と 呆れる。
「あぁ… でも 当日は 執事姿なんだね!
ちょっと 安心した♡
メイド服は 俺の前だけにしてね?
詩史の旦那様は 俺だけでしょ?♡」
顎を掬って
うっとりと 私を見つめる紫優くんの手を
振り払った。
「勘違いしないで…! コレは戦いよ!
紫優くんなんかより 立派に執事を
務めあげるわ。
ベスト執事賞を戴くのは 私よ!」
そう、 お客様(お嬢様、旦那様)の投票で
最後には ベスト執事、ベストメイドも
決める予定になっている。
負けず嫌いの私は 彼氏に
敵意を剥き出しにする。
紫優くんは ちょっと 驚いた顔をしてから
また うっとりとした顔に 戻る。
「そうだね…♡
詩史の執事姿も 格好良いかも…!
俺も 惚れそう…♡」
鼻血でも 抑える様に 鼻に手を寄せ
顔を真っ赤にする紫優くんに 呆れる。
そうだった…
この変態は どんな私も 好きなんだった!
男だろうと 女だろうと 関係なかったわ…
「でも 詩史? 俺も 簡単には 負けないよ?
久しぶりに… 詩史の悔しがる姿も 見たいね♡」
学校では 文化祭の事が 決められていた。
だから…
文化祭の1週間前になって
今更 クラスの出し物が 嫌だとか、
不機嫌になられても 困る。
「なんで メイド執事喫茶なの?!
ただの カフェで良くない?!」
下校時
紫優くんの文句を 煩いなぁ と
聞き流しながら 文化祭の事を 考えていた。
カフェで用意する お茶やお菓子の手配の確認は
済んだ。 前日から 作業に 追われそうだな…
「ねぇ、聞いてる? 詩史!
なんで反対しなかったの?!
いかにも コスプレとか 嫌がりそうなのに!」
肩をガッと掴まれて 考え事が中断された。
「え? …あぁ!
メイド服は嫌だけど、執事でも良いっていうから
それなら 良いかな?って。」
私の説明に 紫優くんは 唇を震わせて
涙目になった。
「なんで メイドじゃ ないんだよ!」
「はぁ?! さっきまで 『詩史がひらひらした
メイド服を着て 他の人に給仕するなんて
嫌だ!』とか喚いてた じゃない!」
「でも! 詩史のメイド姿は 見たい !!!」
「バカじゃないの?!」
相変わらず 目茶苦茶を 言うヤツだな…
と 呆れる。
「あぁ… でも 当日は 執事姿なんだね!
ちょっと 安心した♡
メイド服は 俺の前だけにしてね?
詩史の旦那様は 俺だけでしょ?♡」
顎を掬って
うっとりと 私を見つめる紫優くんの手を
振り払った。
「勘違いしないで…! コレは戦いよ!
紫優くんなんかより 立派に執事を
務めあげるわ。
ベスト執事賞を戴くのは 私よ!」
そう、 お客様(お嬢様、旦那様)の投票で
最後には ベスト執事、ベストメイドも
決める予定になっている。
負けず嫌いの私は 彼氏に
敵意を剥き出しにする。
紫優くんは ちょっと 驚いた顔をしてから
また うっとりとした顔に 戻る。
「そうだね…♡
詩史の執事姿も 格好良いかも…!
俺も 惚れそう…♡」
鼻血でも 抑える様に 鼻に手を寄せ
顔を真っ赤にする紫優くんに 呆れる。
そうだった…
この変態は どんな私も 好きなんだった!
男だろうと 女だろうと 関係なかったわ…
「でも 詩史? 俺も 簡単には 負けないよ?
久しぶりに… 詩史の悔しがる姿も 見たいね♡」