飼い猫 🐈⬛🐾
第43章 文化祭
いつもの 紫優くんの匂いに 安心する…
紫優くんの胸に 頭を預けて
緊張感を 開放していく。
紫優くんも 私の変化に気がつくと
ぎゅっと 力強く 私を抱きしめ直した。
「…大丈夫? 今日は 早退したら?
母さんと怜央も居るし…」
詳しく詮索しない代わりに
心配して 早退を薦めてくる紫優くんに
私は 頭を横に振って 否定した。
皆に迷惑が掛かる事も
勝負を途中で 投げ出す事も 嫌だ。
言う事を聞く訳ないか… とでも言いたそうに
紫優くんは 小さく溜息をついた。
「何か あったら言って! すぐに駆けつける!」
顎を掬われて…
紫優くんを見上げると
ものすごく 心配そうな表情を していた。
誓いを込めた様な 触れるだけのキス。
どこまでも 私を気遣って…
珍しく 真摯な対応をする 完璧な執事。
カッコいい…
さっきまで あんなに多くの女の子達を相手に
スマートな執事を 務めていたのに…
今は 私だけを 見つめてくれるんだね…
おとぎ話の世界に 迷い込んで
王子様に助けられた プリンセスにでも
なったみたい。
「ありがと…」
ふわふわした気分で 素直に お礼を伝える。
「髪型 変えたんだね。」
「あぁ…! 夏葉さんが…」
「母さんめ… 余計な事を…!
これじゃあ 可愛い過ぎて
益々虫が 寄ってくる…!」
紫優くんは 淡々と 私の襟に手を掛けて
ボタンを 1つ2つ…と 外していく。
「え…っ ヤ… !」
紫優くんの行動に慌てて
両手を掴んで 引き剥がそうと 力を込めるけど…
手は 簡単に 捕らえられた。
紫優くんは 構わずに 私の首元に 顔を寄せる。
「ん~♡ 詩史の匂い…!」
深呼吸する様に 私の匂いを嗅いでから
首筋を ぺろりと 舐め上げた。
ビクッと 驚いたのも束の間…
ちぅ…っと 吸い上げられて…
直ぐ様 痛みを感じる。
キスマーク…!
相変わらず… コレでもか…!って言うくらい
キツく 吸い付いてくる。
痛いょ… 紫優くん…
涙目になりながら 吸い付く紫優くんの頭を
包み込む様に 撫でた。
痛くて嫌なのに…
嬉しい…
刻まれた印を 労る様に舐め上げてから
外したボタンを 直してくれる。
じんじんと 痛いのに…
甘く 広がっていく…
紫優くんの胸に 頭を預けて
緊張感を 開放していく。
紫優くんも 私の変化に気がつくと
ぎゅっと 力強く 私を抱きしめ直した。
「…大丈夫? 今日は 早退したら?
母さんと怜央も居るし…」
詳しく詮索しない代わりに
心配して 早退を薦めてくる紫優くんに
私は 頭を横に振って 否定した。
皆に迷惑が掛かる事も
勝負を途中で 投げ出す事も 嫌だ。
言う事を聞く訳ないか… とでも言いたそうに
紫優くんは 小さく溜息をついた。
「何か あったら言って! すぐに駆けつける!」
顎を掬われて…
紫優くんを見上げると
ものすごく 心配そうな表情を していた。
誓いを込めた様な 触れるだけのキス。
どこまでも 私を気遣って…
珍しく 真摯な対応をする 完璧な執事。
カッコいい…
さっきまで あんなに多くの女の子達を相手に
スマートな執事を 務めていたのに…
今は 私だけを 見つめてくれるんだね…
おとぎ話の世界に 迷い込んで
王子様に助けられた プリンセスにでも
なったみたい。
「ありがと…」
ふわふわした気分で 素直に お礼を伝える。
「髪型 変えたんだね。」
「あぁ…! 夏葉さんが…」
「母さんめ… 余計な事を…!
これじゃあ 可愛い過ぎて
益々虫が 寄ってくる…!」
紫優くんは 淡々と 私の襟に手を掛けて
ボタンを 1つ2つ…と 外していく。
「え…っ ヤ… !」
紫優くんの行動に慌てて
両手を掴んで 引き剥がそうと 力を込めるけど…
手は 簡単に 捕らえられた。
紫優くんは 構わずに 私の首元に 顔を寄せる。
「ん~♡ 詩史の匂い…!」
深呼吸する様に 私の匂いを嗅いでから
首筋を ぺろりと 舐め上げた。
ビクッと 驚いたのも束の間…
ちぅ…っと 吸い上げられて…
直ぐ様 痛みを感じる。
キスマーク…!
相変わらず… コレでもか…!って言うくらい
キツく 吸い付いてくる。
痛いょ… 紫優くん…
涙目になりながら 吸い付く紫優くんの頭を
包み込む様に 撫でた。
痛くて嫌なのに…
嬉しい…
刻まれた印を 労る様に舐め上げてから
外したボタンを 直してくれる。
じんじんと 痛いのに…
甘く 広がっていく…