飼い猫 🐈⬛🐾
第45章 可愛いメイド
「内海くん! しふみんが…っ!」
部活の招待試合が終わって
ちょうど クラスに戻った時…
晶穂さんが 青ざめた顔をして 俺を呼んだ。
晶穂さんの取り乱した様子に
只事で無い 悪い予感がした。
「中等部の女子に囲まれて詩史が出て行った」 と
聞いて 愛茉の仕業だと すぐに ピンと来た。
楽しい筈の 文化祭の日に
しかも 俺の居ない時を狙って…!
愛茉のヤツ…!
激しい怒りを どうにか 圧し殺して
冷静に努める。
自分1人で 詩史を探すのは
埒が明かないと感じて…
遊びに来ている怜央に 連絡してみる。
「あぁ 怜央…! 詩史が 愛茉に…」
『あぁ… ソレなぁ…
何でか知らないけど
愛茉のステージに 詩史が 立ってるぜ?』
怜央の言葉に… は? と疑問符を浮かべる。
怜央によると 中等部のダンス部のソロ演目に
なぜか 詩史が 立っているという…。
俺は ゾッとした。
愛茉のヤツ! なんて事を…!
まさか… 踊らせる気か?!
無我夢中で 中庭の特設ステージに移動する。
人混みを 掻き分け
何とか 会場に近づくけど… 進みが悪い。
まるで 有名なアイドルの ライブ会場にでも
居る様な 異様な熱気と 盛り上がりだ。
観客は皆 一様に 手拍子やジャンプをして
リズムを刻み 楽しんでいる。
この 雰囲気を作り出しているのは…
やっぱり… 詩史だ…!
詩史は… 昔から
本当に 人の目を惹く子だった。
ただ単に 見た目が綺麗とか それだけじゃなくて…
凛とした 澄んだ空気を 常に纏っていて
明らかに 他の子とは違う 透明感を持っていた。
努力家で 負けず嫌いで 面倒見が良くて…
笑うと 本当に天使…!
そんな詩史が 最高に輝く時は…
ダンスを している時だ。
にこにこと楽しそうに 自由に身体を動かして
自分の想いを 身体で表現する事が出来る。
小学生の時…
嫌がる詩史に付いて、ダンス教室に行った時の衝撃を 今でも覚えている。
ブレない体幹。 きれいなターン。
長い手足を活かす 柔軟性。
細かなリズムを拾い 世界観を掴むのが上手…!
水を獲た魚 みたいに 活き活きと…
とっても 楽しそうに踊る詩史に
釘付けになった。
そう… 今も…
俺と 観客の視線を 釘付けにする…
部活の招待試合が終わって
ちょうど クラスに戻った時…
晶穂さんが 青ざめた顔をして 俺を呼んだ。
晶穂さんの取り乱した様子に
只事で無い 悪い予感がした。
「中等部の女子に囲まれて詩史が出て行った」 と
聞いて 愛茉の仕業だと すぐに ピンと来た。
楽しい筈の 文化祭の日に
しかも 俺の居ない時を狙って…!
愛茉のヤツ…!
激しい怒りを どうにか 圧し殺して
冷静に努める。
自分1人で 詩史を探すのは
埒が明かないと感じて…
遊びに来ている怜央に 連絡してみる。
「あぁ 怜央…! 詩史が 愛茉に…」
『あぁ… ソレなぁ…
何でか知らないけど
愛茉のステージに 詩史が 立ってるぜ?』
怜央の言葉に… は? と疑問符を浮かべる。
怜央によると 中等部のダンス部のソロ演目に
なぜか 詩史が 立っているという…。
俺は ゾッとした。
愛茉のヤツ! なんて事を…!
まさか… 踊らせる気か?!
無我夢中で 中庭の特設ステージに移動する。
人混みを 掻き分け
何とか 会場に近づくけど… 進みが悪い。
まるで 有名なアイドルの ライブ会場にでも
居る様な 異様な熱気と 盛り上がりだ。
観客は皆 一様に 手拍子やジャンプをして
リズムを刻み 楽しんでいる。
この 雰囲気を作り出しているのは…
やっぱり… 詩史だ…!
詩史は… 昔から
本当に 人の目を惹く子だった。
ただ単に 見た目が綺麗とか それだけじゃなくて…
凛とした 澄んだ空気を 常に纏っていて
明らかに 他の子とは違う 透明感を持っていた。
努力家で 負けず嫌いで 面倒見が良くて…
笑うと 本当に天使…!
そんな詩史が 最高に輝く時は…
ダンスを している時だ。
にこにこと楽しそうに 自由に身体を動かして
自分の想いを 身体で表現する事が出来る。
小学生の時…
嫌がる詩史に付いて、ダンス教室に行った時の衝撃を 今でも覚えている。
ブレない体幹。 きれいなターン。
長い手足を活かす 柔軟性。
細かなリズムを拾い 世界観を掴むのが上手…!
水を獲た魚 みたいに 活き活きと…
とっても 楽しそうに踊る詩史に
釘付けになった。
そう… 今も…
俺と 観客の視線を 釘付けにする…