飼い猫 🐈⬛🐾
第6章 対決
「紫優くん… 手強いし… 真剣で…
すごい 顔…」
「そりゃ 詩史相手なら 真剣にも なるだろ…」
「ふふふっ… いつも 余裕そうだから…
くっく… そんな 顔も するんだ…!」
涙を拭いながら 紫優くんを見る。
こんなに笑ったの いつぶり?
お腹が 痛いよー!
紫優くんは眉間にシワを寄せ、怒っている様に
見えた。
「… 詩史こそ…! そんな笑顔見せるなんて…」
一瞬 紫優くんは 俯いて…
それから
顔を上げた紫優くんは 顔が真っ赤だった。
あ…あれ? 茹で上がってる…?(笑)
「…っ! 可愛い過ぎて 反則だよ…!」
そう、喚いたかと思うと、腕を引かれて…
紫優くんの 腕の中に 納まった。
「ちょっと?! 嫌だ!!!」
「何で?」
「汗が…! びしょびしょなんだけど…!」
紫優くんの腕の中で 暴れる。
ベタベタして… 気持ち悪いのに…!
「大丈夫…。」
ぎゅっと 力を込められて 慌てた。
「ちょっと! ヤ…」
「しーーーっ」
耳元で 言われる。
「イイコだから 暴れちゃ ダメだよ…?」
ワザと…!
甘い… 吐息混じりの 声色を使って
紫優くんは 私の 思考を 停止させる。
「詩史… 好きだよ…」
耳元で 囁かれて…
私は とうとう 力が抜けた。
「可愛くて… 大好き…」
チュッと リップ音が 耳に響いて…
「…っ!」
甘い…
思考が 紫優くんに 食べられる…。
紫優くんの掌が 私の体を 優しく 撫でる。
まるで 自分の腕の中に 居る事を 確かめる様…
それが また…
私に 物足りなさを 植え付ける。
「詩史… だいすき…
誰のトコにも 行かないで…?」
耳から… 甘く せつなく 私の心を
侵しに 来る。
「欲しいのは 詩史だけ… 」
頭を寄せ おでこに ソッと キスをする。
ドクン…っ
紫優くんの声が 切なくて…
心臓が 鷲掴みされた様な 痛みを覚える。
体を離すと
紫優くんの指が 愛しげに 私の首の 絆創膏を
撫でた。
何で そんな 悲しそうな顔を するの…?
私まで 悲しくなる様な 錯覚を覚える。
名残り惜しそうに 指が 離れて…
私は… そのまま ぽつんと 1人 残された。
すごい 顔…」
「そりゃ 詩史相手なら 真剣にも なるだろ…」
「ふふふっ… いつも 余裕そうだから…
くっく… そんな 顔も するんだ…!」
涙を拭いながら 紫優くんを見る。
こんなに笑ったの いつぶり?
お腹が 痛いよー!
紫優くんは眉間にシワを寄せ、怒っている様に
見えた。
「… 詩史こそ…! そんな笑顔見せるなんて…」
一瞬 紫優くんは 俯いて…
それから
顔を上げた紫優くんは 顔が真っ赤だった。
あ…あれ? 茹で上がってる…?(笑)
「…っ! 可愛い過ぎて 反則だよ…!」
そう、喚いたかと思うと、腕を引かれて…
紫優くんの 腕の中に 納まった。
「ちょっと?! 嫌だ!!!」
「何で?」
「汗が…! びしょびしょなんだけど…!」
紫優くんの腕の中で 暴れる。
ベタベタして… 気持ち悪いのに…!
「大丈夫…。」
ぎゅっと 力を込められて 慌てた。
「ちょっと! ヤ…」
「しーーーっ」
耳元で 言われる。
「イイコだから 暴れちゃ ダメだよ…?」
ワザと…!
甘い… 吐息混じりの 声色を使って
紫優くんは 私の 思考を 停止させる。
「詩史… 好きだよ…」
耳元で 囁かれて…
私は とうとう 力が抜けた。
「可愛くて… 大好き…」
チュッと リップ音が 耳に響いて…
「…っ!」
甘い…
思考が 紫優くんに 食べられる…。
紫優くんの掌が 私の体を 優しく 撫でる。
まるで 自分の腕の中に 居る事を 確かめる様…
それが また…
私に 物足りなさを 植え付ける。
「詩史… だいすき…
誰のトコにも 行かないで…?」
耳から… 甘く せつなく 私の心を
侵しに 来る。
「欲しいのは 詩史だけ… 」
頭を寄せ おでこに ソッと キスをする。
ドクン…っ
紫優くんの声が 切なくて…
心臓が 鷲掴みされた様な 痛みを覚える。
体を離すと
紫優くんの指が 愛しげに 私の首の 絆創膏を
撫でた。
何で そんな 悲しそうな顔を するの…?
私まで 悲しくなる様な 錯覚を覚える。
名残り惜しそうに 指が 離れて…
私は… そのまま ぽつんと 1人 残された。