飼い猫 🐈⬛🐾
第7章 作戦
紫優くんの アレは 何だった…?
授業中
気になって 紫優くんの背中を 見つめる。
何で あんな 悲しそうに… ?
まるで どこかに 行っちゃうみたいじゃない…
それから ハッとする。
作戦…?! そう、コレは…
紫優くんの作戦に違いない…!
そう 思ったら… 逆に 苛ついてきた。
危うく心配して
紫優くんの事を 気にかけてしまう所だった…!
放っておこう…!
どうせその内 また 声をかけて くるんだろう…。
ところが…
約1ヶ月経ち
あれから 紫優くんは 一切私に 話しかけない。
触れる事は 勿論ない。 目も合わない。
さすがに 気になる。
押してダメなら 引いてみる作戦… ですか?
もし そうなら…
作戦は 成功している… と 言えよう…。
紫優くんが こんなに私を 構わないなんて
初めてだ…。
何で? 好き…なんでしょう?
どうして 触れて来ないの…?
「…ちゃん。 詩史ちゃん?」
ハッ と… 名前を呼ばれている事に 気がつく。
「どうしたの? 具合悪い?」
悠理くんが 心配そうに 顔を覗き込んでくる。
「…っ …ううん。 …平気」
「紫優と ケンカでも した?」
悠理くんの質問に 私は 静かに 頭を横に振った。
「… そう…。」
悠理くんも 静かに答える。
いつもの私だったら…
「別に! 紫優くんが絡んでこなくて 清々する!」
とか 言うのに…
参ったな…。 しっかり ダメージ受けてるんだ…。
自分でも 驚く。
紫優くんが 絡んで来ないと
こんなに 寂しいんだね…。
前期のテストが返ってきても…
『詩史 どうだった?! 今回は詩史に負けてないと思うんだけど…?』
『げ…! マジか…! その問題 解けてる…! やっぱ 詩史、すげーな…!』
『あっれ? この問題解けなかったの?
俺が教えてあげようか…? ♪ 』
いつもなら そう言って
悔しがったり 喜んだりするのに…
紫優くんがいなかったら…
勉強すら つまらなく感じる。
張り合いない。
紫優くんの ばか…!
こんな やり方… 卑怯だよ…!
自分の体を抱きしめて 寂しさを 慰めた。
授業中
気になって 紫優くんの背中を 見つめる。
何で あんな 悲しそうに… ?
まるで どこかに 行っちゃうみたいじゃない…
それから ハッとする。
作戦…?! そう、コレは…
紫優くんの作戦に違いない…!
そう 思ったら… 逆に 苛ついてきた。
危うく心配して
紫優くんの事を 気にかけてしまう所だった…!
放っておこう…!
どうせその内 また 声をかけて くるんだろう…。
ところが…
約1ヶ月経ち
あれから 紫優くんは 一切私に 話しかけない。
触れる事は 勿論ない。 目も合わない。
さすがに 気になる。
押してダメなら 引いてみる作戦… ですか?
もし そうなら…
作戦は 成功している… と 言えよう…。
紫優くんが こんなに私を 構わないなんて
初めてだ…。
何で? 好き…なんでしょう?
どうして 触れて来ないの…?
「…ちゃん。 詩史ちゃん?」
ハッ と… 名前を呼ばれている事に 気がつく。
「どうしたの? 具合悪い?」
悠理くんが 心配そうに 顔を覗き込んでくる。
「…っ …ううん。 …平気」
「紫優と ケンカでも した?」
悠理くんの質問に 私は 静かに 頭を横に振った。
「… そう…。」
悠理くんも 静かに答える。
いつもの私だったら…
「別に! 紫優くんが絡んでこなくて 清々する!」
とか 言うのに…
参ったな…。 しっかり ダメージ受けてるんだ…。
自分でも 驚く。
紫優くんが 絡んで来ないと
こんなに 寂しいんだね…。
前期のテストが返ってきても…
『詩史 どうだった?! 今回は詩史に負けてないと思うんだけど…?』
『げ…! マジか…! その問題 解けてる…! やっぱ 詩史、すげーな…!』
『あっれ? この問題解けなかったの?
俺が教えてあげようか…? ♪ 』
いつもなら そう言って
悔しがったり 喜んだりするのに…
紫優くんがいなかったら…
勉強すら つまらなく感じる。
張り合いない。
紫優くんの ばか…!
こんな やり方… 卑怯だよ…!
自分の体を抱きしめて 寂しさを 慰めた。