飼い猫 🐈⬛🐾
第46章 時が 来たら…
愛茉ちゃんの言葉の真相を
一向に話してくれないクセに…!
紫優くんに
怒りをぶつけてやろうと 思ったのに…
言葉より先に 涙が流れた。
「…っ なんでっ… 何も 言わないの…」
紫優くんは 急に泣き出した私に
ギョッとして 珍しく 慌てた。
「詩史…?」
「私は… 嫌だよ…
なんで いつも通りなの…
どうして 愛茉ちゃんの言葉に
何も言ってくれないの…
不安で… 不安で… オカシクなる…!
ねぇ… こんなに 好きにさせたんだから
最期まで 責任取ってよ…」
紫優くんに 涙なんか見せたくないのに
我慢出来ない…
1ヶ月間 堪えてきた気持ちが 溢れ出す。
紫優くんを 好きで好きで どうしょうもない…
告白を受ける度に
紫優くんへの依存が 強くなる。
失いたくないの…
素直になるから…
お願い… 安心させてよ…
「紫優くん… 離れちゃ やだ…」
子供みたいに 泣きじゃくる私に
紫優くんが そっと近づいて…
慰める様にキスをした。
「…っ!ヤ…!」
顔を背けて 紫優くんのキスを拒否する。
また だ…!
私の不安に 気がついているクセに
甘く 溶かして はぐらかす…!
この1ヶ月間…
胸やけする様な 甘い 甘い世界に
強制的に 堕とされ続けた。
抵抗する気力もなく 流されていたけれど…
もう 嫌なの…
そういうの 要らない…!
藻掻いて 紫優くんの腕から
無理矢理 脱出する。
弾みに 爪で 紫優くんの頬を
引っ掻いてしまった。
「あ… ごめ…」
やり過ぎた! と慌てる。
紫優くんは 私に引っ掻かれた場所を
一瞬 手で抑えた。
手を離すと 血が流れて…
私は 驚いて… 青ざめた。
紫優くんは 手についた 血を見ると
口角を上げて 私を見る。
「取り乱して… 可愛い♡」
私の視線を捕えたまま…
手に付いた血を 舌を突き出して
愛しげに 舐め上げる。
その様は まるで ヴァンパイヤの様だ…
美しいのに とても怖いものを見る様な
感覚になって…
動けなくなった。
「本当は ちゃんと 準備が 整ってから
話そうと 思っていたのに…
詩史は本当に 俺の手の内に 居てくれないね…」
そう言って 紫優くんは簡単に 私を捕えた。
「教えてあげるよ。
俺に狂う 可愛い猫に免じて…」
一向に話してくれないクセに…!
紫優くんに
怒りをぶつけてやろうと 思ったのに…
言葉より先に 涙が流れた。
「…っ なんでっ… 何も 言わないの…」
紫優くんは 急に泣き出した私に
ギョッとして 珍しく 慌てた。
「詩史…?」
「私は… 嫌だよ…
なんで いつも通りなの…
どうして 愛茉ちゃんの言葉に
何も言ってくれないの…
不安で… 不安で… オカシクなる…!
ねぇ… こんなに 好きにさせたんだから
最期まで 責任取ってよ…」
紫優くんに 涙なんか見せたくないのに
我慢出来ない…
1ヶ月間 堪えてきた気持ちが 溢れ出す。
紫優くんを 好きで好きで どうしょうもない…
告白を受ける度に
紫優くんへの依存が 強くなる。
失いたくないの…
素直になるから…
お願い… 安心させてよ…
「紫優くん… 離れちゃ やだ…」
子供みたいに 泣きじゃくる私に
紫優くんが そっと近づいて…
慰める様にキスをした。
「…っ!ヤ…!」
顔を背けて 紫優くんのキスを拒否する。
また だ…!
私の不安に 気がついているクセに
甘く 溶かして はぐらかす…!
この1ヶ月間…
胸やけする様な 甘い 甘い世界に
強制的に 堕とされ続けた。
抵抗する気力もなく 流されていたけれど…
もう 嫌なの…
そういうの 要らない…!
藻掻いて 紫優くんの腕から
無理矢理 脱出する。
弾みに 爪で 紫優くんの頬を
引っ掻いてしまった。
「あ… ごめ…」
やり過ぎた! と慌てる。
紫優くんは 私に引っ掻かれた場所を
一瞬 手で抑えた。
手を離すと 血が流れて…
私は 驚いて… 青ざめた。
紫優くんは 手についた 血を見ると
口角を上げて 私を見る。
「取り乱して… 可愛い♡」
私の視線を捕えたまま…
手に付いた血を 舌を突き出して
愛しげに 舐め上げる。
その様は まるで ヴァンパイヤの様だ…
美しいのに とても怖いものを見る様な
感覚になって…
動けなくなった。
「本当は ちゃんと 準備が 整ってから
話そうと 思っていたのに…
詩史は本当に 俺の手の内に 居てくれないね…」
そう言って 紫優くんは簡単に 私を捕えた。
「教えてあげるよ。
俺に狂う 可愛い猫に免じて…」