飼い猫 🐈⬛🐾
第47章 聖なる夜に…
ショッキングな事実を
何となく 引き摺ったまま
時は ただ過ぎて行く。
考えた所で 私に何か 出来るわけでもないし
『その時』が まだ先だから…
あまり 考えない様にしている…。
学校も 冬休みに入って
胸を痛める様な事も 無くなって
ホッとしているけど
年末に向って 何となく慌ただしい。
クリスマスイブは
毎年 倉田家と内海家で
合同のクリスマス会をしている。
我が家には 私、お父さん、お母さん、紫優くんに
夏葉さん とメンバーが揃う。
お兄ちゃんは デートで不参加で…
(彼女が居たのか…!と最近知った(笑))
景斗さんは仕事が忙しい筈なのに
毎年 絶対に途中参加してくれる。
パーティーが始まって 大人達がほろ酔いになる頃…
「ただいまぁ!」
景斗さんの声が聞こえて
足元がおぼつかなくなってきた 大人達の代わりに 玄関にお出迎えに行く。
「お帰りなさい。 景斗さん。」
「…っ 詩史ちゃん♡
ただいま〜♡♡♡
詩史ちゃんが 出迎えてくれるなんて♡
仕事の疲れが 吹き飛ぶ〜♡♡♡」
「…景斗さん、もう酔ってるの?(笑)」
いつも お茶目で 優しい景斗さん。
ウチのお父さんは 何気に娘に厳しかったから
私は 景斗さんやお兄ちゃんに 懐いていた。
最近は お互いに時間が合わなくて
顔を合わせていなかった。
そう言えば 顔を合わせるのは 夏祭り振り かも
しれない…。
「皆、もう酔い始めちゃってるの…!
景斗さんの料理は しっかり確保しておいた
からね!」
「ははは! ありがとう、詩史ちゃん。
翔くんや 紫優に 食べられちゃうもんね!」
荷物運びを お手伝いして 廊下を進んでいると…
「…詩史ちゃん 紫優が好き?」
突然の 景斗さんの言葉に…
「…は?」
景斗さんに 振り向き… 固まった。
なに… 急に… ?
と 顔が熱くなる。
「…ふっ! 素直な反応! 顔、真っ赤!」
景斗さんに ニヤニヤと笑われて…
恥ずかしさが 堪らない…!
「もぅ! 何なんですか、急に! 誂ってるの?!」
「いいや。
前に同じ質問をした時は
死んだ魚みたいな目をして
心底嫌がっていたのになー って思って。」
「…っ!」
何となく 引き摺ったまま
時は ただ過ぎて行く。
考えた所で 私に何か 出来るわけでもないし
『その時』が まだ先だから…
あまり 考えない様にしている…。
学校も 冬休みに入って
胸を痛める様な事も 無くなって
ホッとしているけど
年末に向って 何となく慌ただしい。
クリスマスイブは
毎年 倉田家と内海家で
合同のクリスマス会をしている。
我が家には 私、お父さん、お母さん、紫優くんに
夏葉さん とメンバーが揃う。
お兄ちゃんは デートで不参加で…
(彼女が居たのか…!と最近知った(笑))
景斗さんは仕事が忙しい筈なのに
毎年 絶対に途中参加してくれる。
パーティーが始まって 大人達がほろ酔いになる頃…
「ただいまぁ!」
景斗さんの声が聞こえて
足元がおぼつかなくなってきた 大人達の代わりに 玄関にお出迎えに行く。
「お帰りなさい。 景斗さん。」
「…っ 詩史ちゃん♡
ただいま〜♡♡♡
詩史ちゃんが 出迎えてくれるなんて♡
仕事の疲れが 吹き飛ぶ〜♡♡♡」
「…景斗さん、もう酔ってるの?(笑)」
いつも お茶目で 優しい景斗さん。
ウチのお父さんは 何気に娘に厳しかったから
私は 景斗さんやお兄ちゃんに 懐いていた。
最近は お互いに時間が合わなくて
顔を合わせていなかった。
そう言えば 顔を合わせるのは 夏祭り振り かも
しれない…。
「皆、もう酔い始めちゃってるの…!
景斗さんの料理は しっかり確保しておいた
からね!」
「ははは! ありがとう、詩史ちゃん。
翔くんや 紫優に 食べられちゃうもんね!」
荷物運びを お手伝いして 廊下を進んでいると…
「…詩史ちゃん 紫優が好き?」
突然の 景斗さんの言葉に…
「…は?」
景斗さんに 振り向き… 固まった。
なに… 急に… ?
と 顔が熱くなる。
「…ふっ! 素直な反応! 顔、真っ赤!」
景斗さんに ニヤニヤと笑われて…
恥ずかしさが 堪らない…!
「もぅ! 何なんですか、急に! 誂ってるの?!」
「いいや。
前に同じ質問をした時は
死んだ魚みたいな目をして
心底嫌がっていたのになー って思って。」
「…っ!」