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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第47章 聖なる夜に…

不意に ニットワンピースを 脱がされた。


ブラジャーだけの姿になった私は
反射的に 胸元を隠す。

その隙に…
紫優くんは 私を抱き上げると 
ベッドに沈めて、 更にストッキングを 破いた。


ベッドに寝かされて 驚いている内に
紫優くんは ショーツを避けて
そのまま強引に  自身のモノで 私を貫いた。


「っあ♡」

思わず 悦びの声を あげる。


何回か 馴染ませる様に 律動して…
組み敷く様に 両手を重ねて 私を見下ろす。


「俺と 結婚して 詩史…
俺は 詩史としか 婚約しない!」

真っ直ぐに 私の瞳を 見つめ
私の左手を取って 薬指に キスを落としてくる。

紫優くんのモノが ナカの壁を擦る度に
甘い電流が 身体中を 駆け抜ける。


「紫優くんこそ ズルいよ…
こんな 幸せな状況で 断れる訳 ないじゃん…」


優しく 愛されて…
こんな状況で 断れる訳 ない…

紫優くんは 私に 「YES」と言わせる 選択肢しか
与えない。


「そうだね… 」


紫優くんに 握られている左手に
違和感を 感じる。


「 嫌がっても 離せない… 諦めて ね?
俺の全てを 詩史に注いで
甘くて とろとろな毎日に しようね…」


指に…

指輪…!?


思わず 跳ね起きて…

左手の薬指を確認する。


「し… し… 紫優くん! コレは…」

アワアワと慌てる私に 
紫優くんは 爽やかな笑顔を向けてくる。


「母さんと選んだ。
受け取って くれる?」


「いゃ…」

慌てる。

バイトもしてない高校生が
指輪をプレゼントなんて…!


「…あれ? 喜んでくれない?」


しゅん… と気落ちする紫優くんにも 慌てる。


「や! 違くて… こんな 高価なモノ…!」

「でも 突き返されても 困るなぁ…
詩史を想って 選んだものだから…」

ゔっ…!
確かに…

プレゼントしてくれたモノを 突き返すなんて
出来ない…

お金 労力 気持ち…
どれをとっても 無下には 出来ない。


本当に いいのかな… と 困惑しながら

「… ありがとう」

感謝する。


プレゼントを貰えるなんて
普通に 嬉しい。

まして 好きな人から 指輪だなんて
ドラマみたい…!

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