飼い猫 🐈⬛🐾
第48章 懐かしい話
サラダ ミートパイ グリルチキン ボルシチ
パエリヤ ブッシュドノエル…
気がつけば 今日のメニューを
全て1人で 作ってた。
「えぇ…!
コレ全部 詩史ちゃんが作ったの?!」
「はぁ…」
「凄いわね!」
「まぁ…」
キラキラと目を輝かせて 夏葉さんが絶賛して
くれるけど…
私の心は 浮かばない。
「あれ… 紫優は?」
「何か ちょっと 遅れるって…」
お父さんと夏葉さんの会話を聞いた私は
よいよ 具合が悪くなって…
「…ごめんなさい
ちょっと 具合が悪くて…
部屋で 寝てるね?」
パーティーを始めようという直前…
自室に籠った。
「…っ」
布団に潜り込んで 訳のわからぬ
胸の痛みに 苦しむ。
ううん 紫優くんの事 だと
心の何処かでは わかってる。
何で こんなに 体調が悪いの…
胸の辺りを 押さえながら 涙が滲む。
なんで…?
私 紫優くんの事なんて…
トントン
突然 ノック音が聞こえて…
「詩史? 入る よ…」
バタンッ!
開きかけたドアを 全力で押し返す。
「は…? 何…」
ドアの向こうから 紫優くんが 驚きの声をあげる。
「そっちこそ 何?!
勝手に 部屋に来ないで!」
「何だ… 具合悪そうだって聞いたから
慰めに来たのに…♪」
ドアの向こうから 聞こえる
紫優くんの言葉に 苛つく。
いつも そう!
私の弱みに 付け込もうとしてくる…!
「この通り 元気なので お引取り下さい!」
「…嘘つくな。」
紫優くんのキッパリした言い方に
益々苛つく。
私の 何が わかるって 言うのよ!
嘘なんて…
「…どうしたの?」
トーンを落として…
今度は 優しく 問いかけてくる。
「…っ」
涙が 滲む。
「平気だって 言ってるでしょ!
私なんかに 構ってないで
彼女を 気遣ってあげなさいよ!
付き合ってるんでしょ?!」
言い放った後…
沈黙が 流れた。
嘘… 言った つもりだった。
違うよ って
すぐに 紫優くんが言うと 思ってた。
「…見たんだ。」
紫優くんの返事に ゾッとした。
そしたら… 増々 苛立って…
「…っ 何やってるの…
彼女いるくせに 私なんかに…!
最っ低!」
心の底から 吐き捨てた。
もぉ 嫌だ…
何なの…
パエリヤ ブッシュドノエル…
気がつけば 今日のメニューを
全て1人で 作ってた。
「えぇ…!
コレ全部 詩史ちゃんが作ったの?!」
「はぁ…」
「凄いわね!」
「まぁ…」
キラキラと目を輝かせて 夏葉さんが絶賛して
くれるけど…
私の心は 浮かばない。
「あれ… 紫優は?」
「何か ちょっと 遅れるって…」
お父さんと夏葉さんの会話を聞いた私は
よいよ 具合が悪くなって…
「…ごめんなさい
ちょっと 具合が悪くて…
部屋で 寝てるね?」
パーティーを始めようという直前…
自室に籠った。
「…っ」
布団に潜り込んで 訳のわからぬ
胸の痛みに 苦しむ。
ううん 紫優くんの事 だと
心の何処かでは わかってる。
何で こんなに 体調が悪いの…
胸の辺りを 押さえながら 涙が滲む。
なんで…?
私 紫優くんの事なんて…
トントン
突然 ノック音が聞こえて…
「詩史? 入る よ…」
バタンッ!
開きかけたドアを 全力で押し返す。
「は…? 何…」
ドアの向こうから 紫優くんが 驚きの声をあげる。
「そっちこそ 何?!
勝手に 部屋に来ないで!」
「何だ… 具合悪そうだって聞いたから
慰めに来たのに…♪」
ドアの向こうから 聞こえる
紫優くんの言葉に 苛つく。
いつも そう!
私の弱みに 付け込もうとしてくる…!
「この通り 元気なので お引取り下さい!」
「…嘘つくな。」
紫優くんのキッパリした言い方に
益々苛つく。
私の 何が わかるって 言うのよ!
嘘なんて…
「…どうしたの?」
トーンを落として…
今度は 優しく 問いかけてくる。
「…っ」
涙が 滲む。
「平気だって 言ってるでしょ!
私なんかに 構ってないで
彼女を 気遣ってあげなさいよ!
付き合ってるんでしょ?!」
言い放った後…
沈黙が 流れた。
嘘… 言った つもりだった。
違うよ って
すぐに 紫優くんが言うと 思ってた。
「…見たんだ。」
紫優くんの返事に ゾッとした。
そしたら… 増々 苛立って…
「…っ 何やってるの…
彼女いるくせに 私なんかに…!
最っ低!」
心の底から 吐き捨てた。
もぉ 嫌だ…
何なの…