飼い猫 🐈⬛🐾
第49章 指輪の行方
多分 このシュチュエーションは
親達の想像を 超えている。
説明 出来る訳が無い…!
困り果てていると…
「おはよう〜」
リビングのドアが開いて
眼鏡に 寝癖をつけたままの紫優くんが
入ってきた。
隣で寝ていた時と 同じ
ゆったりとした厚手のシャツとズボン。
その上に コートだけ 着ている状態だった。
さっきまで あのシャツに 擦りついて
一緒に寝てた…。
っかあああああ…
うわぁ… いやー もう… だめー…!
居た堪れなくなって…
皆が 紫優くんの登場に 注目している間に
私は ダイニングテーブルから 逃走する。
猫の様に するりと皆の脇を すり抜けて…
リビングから 脱出しようとした所を
飼い主に ひょいと 抱え上げられた。
「こら。 どこに行こうとしてるの?」
クラ…ッ
あぁ… だめ…
私をとろとろに甘やかす
飼い主さまの腕の中は 媚薬で満たされている様…
声と 匂いと 温もりを前に
目が眩んで…
大人しく 紫優くんに 抱かれた。
「しーちゃんが
紫優に 抱きついて行くなんて…!」
景斗さんが 絶叫する。
「当たり前でしょ。
詩史は 俺の 可愛い猫なんだから。
ね?詩史…」
私の髪を撫でて おでこにキスをする。
飼い主からの 最早 当たり前の様な愛情表現も
親達には 刺激的だ。
「詩史が…!
紫優からのキスを 嫌がらないなんて…!」
「人前では 特に激しく 嫌がっていたのに…!」
「そうだよ! 引っ掻いたり 噛みついたり
突き飛ばしたり…」
『どうやって 手懐けたの…?!』
「…それは 詩史と俺の 秘事で…♡」
『え〜♡ 何それ!♡ 聞きた〜い♡♡♡』
「そんな事より…」
親達のどよめきを 紫優くんは 一言で 制した。
静かになった事を確認すると 私の左手を掲げる。
「詩史と 婚約しました。」
『え… えええええ〜〜〜?!!!!』
再びの どよめき。
4人の動揺に 私は1人、違和感を感じて
紫優くんを 見上げた。
「あれ? 夏葉さんは…」
婚約の事 知っていたんじゃないの?
さっき 指輪を一緒に 選んだとか 何とか…?
「ん? …あぁ!
指輪のデザインを 助言して貰った だけ だよ?
詩史は 可愛い系より シンプル系が 好きだよね? って☆」
親達の想像を 超えている。
説明 出来る訳が無い…!
困り果てていると…
「おはよう〜」
リビングのドアが開いて
眼鏡に 寝癖をつけたままの紫優くんが
入ってきた。
隣で寝ていた時と 同じ
ゆったりとした厚手のシャツとズボン。
その上に コートだけ 着ている状態だった。
さっきまで あのシャツに 擦りついて
一緒に寝てた…。
っかあああああ…
うわぁ… いやー もう… だめー…!
居た堪れなくなって…
皆が 紫優くんの登場に 注目している間に
私は ダイニングテーブルから 逃走する。
猫の様に するりと皆の脇を すり抜けて…
リビングから 脱出しようとした所を
飼い主に ひょいと 抱え上げられた。
「こら。 どこに行こうとしてるの?」
クラ…ッ
あぁ… だめ…
私をとろとろに甘やかす
飼い主さまの腕の中は 媚薬で満たされている様…
声と 匂いと 温もりを前に
目が眩んで…
大人しく 紫優くんに 抱かれた。
「しーちゃんが
紫優に 抱きついて行くなんて…!」
景斗さんが 絶叫する。
「当たり前でしょ。
詩史は 俺の 可愛い猫なんだから。
ね?詩史…」
私の髪を撫でて おでこにキスをする。
飼い主からの 最早 当たり前の様な愛情表現も
親達には 刺激的だ。
「詩史が…!
紫優からのキスを 嫌がらないなんて…!」
「人前では 特に激しく 嫌がっていたのに…!」
「そうだよ! 引っ掻いたり 噛みついたり
突き飛ばしたり…」
『どうやって 手懐けたの…?!』
「…それは 詩史と俺の 秘事で…♡」
『え〜♡ 何それ!♡ 聞きた〜い♡♡♡』
「そんな事より…」
親達のどよめきを 紫優くんは 一言で 制した。
静かになった事を確認すると 私の左手を掲げる。
「詩史と 婚約しました。」
『え… えええええ〜〜〜?!!!!』
再びの どよめき。
4人の動揺に 私は1人、違和感を感じて
紫優くんを 見上げた。
「あれ? 夏葉さんは…」
婚約の事 知っていたんじゃないの?
さっき 指輪を一緒に 選んだとか 何とか…?
「ん? …あぁ!
指輪のデザインを 助言して貰った だけ だよ?
詩史は 可愛い系より シンプル系が 好きだよね? って☆」