飼い猫 🐈⬛🐾
第49章 指輪の行方
「…っ 詩史ちゃん!♡」
夏葉さん と 景斗さんに 抱きしめられると
幼稚園の頃に 戻ったみたいに 錯覚する。
「ママ… けーパパ… 大好き…」
全てを忘れ 微睡んでいると…
「はい! そこまでね!」
紫優くんに 腰を引かれて…
2人から 剥された。
「ちょっと 紫優!
詩史ちゃんを 取り上げないでよ!」
「だめ。 もう 終わり!
こっちにおいで 詩史!」
にゃー…
2人の温もりから 急に離されて 寂しくて
鳴き声をあげるけど…
紫優くんが ぎゅっと 抱きしめてくれたから
寂しがりで 甘えん坊な私の気持ちは
すぐに 落ち着きを 取り戻した。
ううん。 寧ろ… 安心する…。
「…本当に 紫優に 懐いちゃったな…。」
「そうねぇ…
紫優の側で 落ち着くのなら 良いけど…」
紫優くんに甘える 私の様子を
景斗さん 夏葉さんが 見守ってくれる。
「まぁ 確かに…
ここまで 詩史ちゃんに 懐かれたら
紫優は 嬉しいよな…」
「… 詩史の為にも
アメリカでの話を 無効にしてこないと…」
『…そうだね。』
私を 何かから 守る様に…
紫優くんが ぎゅっと 私を 抱きしめ直した。
皆で 朝ご飯を食べた後
景斗さんは 慌ただしく 出勤。
夏葉さんも 家に帰っていった。
私は 部屋に 紫優くんを 招き入れていた。
「紫優くん…」
「なあに? 言い難い事の様だね。」
相変わらず 心と行動が 同一らしい私は
簡単に 紫優くんに 心の内を読み取られて
笑われる。
「どうしたの?」
ベッドに腰掛ける 紫優くんの前に立って
意を決して 話す。
「あのね… 指輪 なんだけど…
その… 外しちゃ ダメかな?
目立ち過ぎるって 言うか…
今まで アクセサリーなんて 着けてなかったから
恥ずかしくて…」
さっきの 親達の喰い付きっぷりに
単純に 引いた。
学校で 晶ちゃん達から 質問攻めに合う事も
容易に 想像出来るし、
また色々な嫉妬を受けるのも 面倒だ。
「そう言うと 思ってた…」
「紫優くん…!」
紫優くんの言葉に 安心する。
わかって 貰える?!と 喜んだのも 束の間…
「でもね ダメだよ。 外すなんて 許さない!」
えぇ…! 糠喜びさせられた…!
夏葉さん と 景斗さんに 抱きしめられると
幼稚園の頃に 戻ったみたいに 錯覚する。
「ママ… けーパパ… 大好き…」
全てを忘れ 微睡んでいると…
「はい! そこまでね!」
紫優くんに 腰を引かれて…
2人から 剥された。
「ちょっと 紫優!
詩史ちゃんを 取り上げないでよ!」
「だめ。 もう 終わり!
こっちにおいで 詩史!」
にゃー…
2人の温もりから 急に離されて 寂しくて
鳴き声をあげるけど…
紫優くんが ぎゅっと 抱きしめてくれたから
寂しがりで 甘えん坊な私の気持ちは
すぐに 落ち着きを 取り戻した。
ううん。 寧ろ… 安心する…。
「…本当に 紫優に 懐いちゃったな…。」
「そうねぇ…
紫優の側で 落ち着くのなら 良いけど…」
紫優くんに甘える 私の様子を
景斗さん 夏葉さんが 見守ってくれる。
「まぁ 確かに…
ここまで 詩史ちゃんに 懐かれたら
紫優は 嬉しいよな…」
「… 詩史の為にも
アメリカでの話を 無効にしてこないと…」
『…そうだね。』
私を 何かから 守る様に…
紫優くんが ぎゅっと 私を 抱きしめ直した。
皆で 朝ご飯を食べた後
景斗さんは 慌ただしく 出勤。
夏葉さんも 家に帰っていった。
私は 部屋に 紫優くんを 招き入れていた。
「紫優くん…」
「なあに? 言い難い事の様だね。」
相変わらず 心と行動が 同一らしい私は
簡単に 紫優くんに 心の内を読み取られて
笑われる。
「どうしたの?」
ベッドに腰掛ける 紫優くんの前に立って
意を決して 話す。
「あのね… 指輪 なんだけど…
その… 外しちゃ ダメかな?
目立ち過ぎるって 言うか…
今まで アクセサリーなんて 着けてなかったから
恥ずかしくて…」
さっきの 親達の喰い付きっぷりに
単純に 引いた。
学校で 晶ちゃん達から 質問攻めに合う事も
容易に 想像出来るし、
また色々な嫉妬を受けるのも 面倒だ。
「そう言うと 思ってた…」
「紫優くん…!」
紫優くんの言葉に 安心する。
わかって 貰える?!と 喜んだのも 束の間…
「でもね ダメだよ。 外すなんて 許さない!」
えぇ…! 糠喜びさせられた…!