飼い猫 🐈⬛🐾
第49章 指輪の行方
「ソレは 男避けでもあるし
俺の愛情の表れだよ?
詩史… そんなに 嫌?」
明らかに不機嫌になった紫優くん。
あぁ… 面倒臭い!
「嫌じゃなくて…
左の薬指なんて インパクトが 強過ぎるよ!
ネックレスにして… とかも考えたけど
せめて 右手に…」
「嫌だ!」
思ったより強い口調で 駄々を捏ねられて
驚く。
えぇー… 超 面倒臭い…
と 怪訝な顔をする。
「じゃあ 何?
本物の首輪を 着けて あげようか?
リード付きで…
誰が 見ても 俺の飼い猫だと わかる様に…。」
ゾクッ…!
冗談に聞こえなくて 身震いする。
指輪 か 首輪か ?
「…っ わかったわよ!もぉ!」
紫優くんの ワガママに
私も 不満が抑えられなくて…
不貞腐れて 紫優くんから 離れる。
「…本当に わかってる?
俺は 本当に 首輪を着けたいくらい
なんだよ?」
背後から 腕を 掴まれて…
気がついたら ベッドに 押し倒されていた。
襟元を 乱暴に 引き下げられて…
首筋に キツくキツく 紫優くんが 吸い付く。
「いっ… たぁ…! っ嫌ぁ… !」
余りの痛さに 涙目になって 嫌がるのに
紫優くんは 止めてくれない。
今日は… 手も 握ってくれない。
「紫優くん…」
涙を溢しながら 紫優くんに 手を伸ばすのに…
「今日は 握ってあげないよ。」
紫優くんは 私の手を 無視して
首筋の 至る所に キスマークを つけていく。
紫優くんが意地悪で…
悲しくて 嗚咽を溢した。
「反省して 詩史…。 俺は 本当に 独占欲が強い。
指輪くらいで 済んでる事を 自覚して?」
紫優くんの冷たい瞳に 絶望する。
嫌だ… 嫌だよ…!
そんな顔 しないで…
突き放されて 悲しい…
「ごめ… な さい…
も 言わない から…」
ポロポロと 私が 涙を流すと
紫優くんは 一瞬 驚いた顔をして…
それから 口角を上げた。
「へぇ…
以前なら『ふざけるな』って
俺の事を 突き飛ばして 怒っただろうに…
悲しいんだ…。」
私は 静かに 泣き続けた。
紫優くんの 頬が みるみる赤く 染まっていく。
私は こんなに 悲しいのに
紫優くんは 私の反応を 喜んでる。
俺の愛情の表れだよ?
詩史… そんなに 嫌?」
明らかに不機嫌になった紫優くん。
あぁ… 面倒臭い!
「嫌じゃなくて…
左の薬指なんて インパクトが 強過ぎるよ!
ネックレスにして… とかも考えたけど
せめて 右手に…」
「嫌だ!」
思ったより強い口調で 駄々を捏ねられて
驚く。
えぇー… 超 面倒臭い…
と 怪訝な顔をする。
「じゃあ 何?
本物の首輪を 着けて あげようか?
リード付きで…
誰が 見ても 俺の飼い猫だと わかる様に…。」
ゾクッ…!
冗談に聞こえなくて 身震いする。
指輪 か 首輪か ?
「…っ わかったわよ!もぉ!」
紫優くんの ワガママに
私も 不満が抑えられなくて…
不貞腐れて 紫優くんから 離れる。
「…本当に わかってる?
俺は 本当に 首輪を着けたいくらい
なんだよ?」
背後から 腕を 掴まれて…
気がついたら ベッドに 押し倒されていた。
襟元を 乱暴に 引き下げられて…
首筋に キツくキツく 紫優くんが 吸い付く。
「いっ… たぁ…! っ嫌ぁ… !」
余りの痛さに 涙目になって 嫌がるのに
紫優くんは 止めてくれない。
今日は… 手も 握ってくれない。
「紫優くん…」
涙を溢しながら 紫優くんに 手を伸ばすのに…
「今日は 握ってあげないよ。」
紫優くんは 私の手を 無視して
首筋の 至る所に キスマークを つけていく。
紫優くんが意地悪で…
悲しくて 嗚咽を溢した。
「反省して 詩史…。 俺は 本当に 独占欲が強い。
指輪くらいで 済んでる事を 自覚して?」
紫優くんの冷たい瞳に 絶望する。
嫌だ… 嫌だよ…!
そんな顔 しないで…
突き放されて 悲しい…
「ごめ… な さい…
も 言わない から…」
ポロポロと 私が 涙を流すと
紫優くんは 一瞬 驚いた顔をして…
それから 口角を上げた。
「へぇ…
以前なら『ふざけるな』って
俺の事を 突き飛ばして 怒っただろうに…
悲しいんだ…。」
私は 静かに 泣き続けた。
紫優くんの 頬が みるみる赤く 染まっていく。
私は こんなに 悲しいのに
紫優くんは 私の反応を 喜んでる。