飼い猫 🐈⬛🐾
第51章 冬休み
「はぁ…」
キッチンに立って…
私は 深い溜息をついた。
私は 今ほど 自分に幻滅した事はない。
ここ数ヶ月…
紫優くんと 付き合いだしてから というもの
今まで 知らなかった自分に 出会って
その度に
驚きと 戸惑いと 幻滅を
繰り返してきたけど…
過去イチ 落ち込んでいる。
クリスマスの 紫優くんのお仕置き…
思い出しただけで 泣きそうになる。
私は 清楚が売りの優等生 なのよ?
あんな…
お尻に あんな事…!
「…っ」
思わず 野菜を カットしていた手が 止まる。
汚い… 恥ずかしい…
なのに…
気持ち良く 感じるなんて…!
目を瞑って 肩を抱いて
打ちひしがれる。
誰か 嘘だと言って!
どうしよう!
私 変態になってしまった!!!
私はこうして
完全なる情緒不安を 発動させて
落ち込んでいた。
私って こんな人間だったの?!
もっと… 良識人だと 思っていたのに!
「詩史!」
紫優くんの声がして ハッとする。
「どうした? 具合が悪い?」
紫優くんが 私の背の高さに合わせて
前屈みになって 顔を覗き込んでいた。
「…っ」
突然の 紫優くんの登場に
反応の仕方がわからなくて 固まる。
「大丈夫?」
小さい子供に 話し掛けるみたいに…
頭を撫でて すごく 心配してくる。
紫優くんの眼が 優しくて…
感情が 混乱する。
そもそも 紫優くんが…!
「…っ!」
バシッ と 紫優くんの手を叩いて
睨みつけて 後退りする
「おやおや… 随分 反抗的ですね♪」
紫優くんは 私の反抗を 楽しそうに笑った。
「大丈夫。 どんな詩史も 俺は 大好きだよ?」
紫優くんの言葉に ギクッと 怯える。
私が 何を考えているか バレてる…!
「そんな事より 詩史。 お出掛けしよう?」
「?」
そんなこんなで
連れて来られた所は 市の中央図書館。
「うわー♡ うわー♡ うわー♡」
沢山の本を目の前に テンションが上がる。
「うわ、この本改訂版になってる!
うわ、コレ続編出てる! この本、まだある!!」
紫優くんの事など忘れ きゃぴきゃぴと
本を 散策して回る。
朝10時には 図書館に居たのに…
お昼を食べる事も忘れ…
気がついたら 閉館時間になっていた。
キッチンに立って…
私は 深い溜息をついた。
私は 今ほど 自分に幻滅した事はない。
ここ数ヶ月…
紫優くんと 付き合いだしてから というもの
今まで 知らなかった自分に 出会って
その度に
驚きと 戸惑いと 幻滅を
繰り返してきたけど…
過去イチ 落ち込んでいる。
クリスマスの 紫優くんのお仕置き…
思い出しただけで 泣きそうになる。
私は 清楚が売りの優等生 なのよ?
あんな…
お尻に あんな事…!
「…っ」
思わず 野菜を カットしていた手が 止まる。
汚い… 恥ずかしい…
なのに…
気持ち良く 感じるなんて…!
目を瞑って 肩を抱いて
打ちひしがれる。
誰か 嘘だと言って!
どうしよう!
私 変態になってしまった!!!
私はこうして
完全なる情緒不安を 発動させて
落ち込んでいた。
私って こんな人間だったの?!
もっと… 良識人だと 思っていたのに!
「詩史!」
紫優くんの声がして ハッとする。
「どうした? 具合が悪い?」
紫優くんが 私の背の高さに合わせて
前屈みになって 顔を覗き込んでいた。
「…っ」
突然の 紫優くんの登場に
反応の仕方がわからなくて 固まる。
「大丈夫?」
小さい子供に 話し掛けるみたいに…
頭を撫でて すごく 心配してくる。
紫優くんの眼が 優しくて…
感情が 混乱する。
そもそも 紫優くんが…!
「…っ!」
バシッ と 紫優くんの手を叩いて
睨みつけて 後退りする
「おやおや… 随分 反抗的ですね♪」
紫優くんは 私の反抗を 楽しそうに笑った。
「大丈夫。 どんな詩史も 俺は 大好きだよ?」
紫優くんの言葉に ギクッと 怯える。
私が 何を考えているか バレてる…!
「そんな事より 詩史。 お出掛けしよう?」
「?」
そんなこんなで
連れて来られた所は 市の中央図書館。
「うわー♡ うわー♡ うわー♡」
沢山の本を目の前に テンションが上がる。
「うわ、この本改訂版になってる!
うわ、コレ続編出てる! この本、まだある!!」
紫優くんの事など忘れ きゃぴきゃぴと
本を 散策して回る。
朝10時には 図書館に居たのに…
お昼を食べる事も忘れ…
気がついたら 閉館時間になっていた。