飼い猫 🐈⬛🐾
第51章 冬休み
最寄り駅に着くと
何かの告知でも あったかの様に
なぜか 紫優くんのファンと公言する面々が
揃っていた。
「え?! 紫優くん?!」
山崎さん始め、紫優くんのファン達は
突然の 推し の登場に大興奮だ。
「これから カラオケに行くの〜♡
紫優くんも 一緒に行こうよぉ♡♡
久しぶりに 紫優くんの歌声が聞きたいなぁ♡♡♡」
5人の女子に囲まれて ハーレム状態だ。
「ごめんね? 今日は もう帰ろうと…」
紫優くんが 得意の微笑みで 断ろうとすると…
「ついでに 倉田さんも いらっしゃいな!」
山崎さんに言われて…
「はぁ? 何で私が…」
「あら 歌はお嫌い?
何でも熟せる倉田さんでも 歌唱は弱点なのかしら?」
山崎さんに 徴発されて…
「上等じゃないの。」
あっさり 乗ってしまう私。
「まぁ! 倉田さんが来てくれるって♡
勿論 紫優くんも 来るわよね? ♡♡♡」
こうして…
私達は 家に帰れず 何故か カラオケに…
「…何で あそこで 徴発に 乗っちゃうの!」
紫優くんが こそこそ話で 私に怒る。
「ごめんってば! つい…」
「つい… じゃないでしょ!
詩史の悪いトコだよ?」
「反省してます…」
自己嫌悪…。
ケンカっ早いトコ 直したい…
「…まぁ いいや。
詩史とカラオケなんて 来たこと無かったし。
歌えるの?」
紫優くんの言葉に カチン☆
「歌えるわよ!」
「じゃあ 勝負する?
どっちが 高得点 出すか!」
「いいわよ! やってやろうじゃないの!」
反省したそばから ケンカを買う私(笑)
文化祭の 執事メイド喫茶の投票では
僅か1票の差で 紫優くんに負けていた。
2日間 頑張ってメイド活動した 私にとって
1日しか 活動していなかった 紫優くんに
負けるなんて 屈辱的だった。
今度こそ 私が 勝つんだから…!
心の中で メラメラと 闘志を燃やす。
紫優くんの歌声は…
音楽の授業で 何回かしか 聞いた事がない。
確かに 男子にしては
きれいな高音を 響かせていた 印象はある。
(何せ 興味が無かったから 思い出せない…)
対する 私は…
日々 得意曲と呼べるもの を用意し、
いつでも 売られた喧嘩に
対応出来る様に 磨きをかけていた。
何かの告知でも あったかの様に
なぜか 紫優くんのファンと公言する面々が
揃っていた。
「え?! 紫優くん?!」
山崎さん始め、紫優くんのファン達は
突然の 推し の登場に大興奮だ。
「これから カラオケに行くの〜♡
紫優くんも 一緒に行こうよぉ♡♡
久しぶりに 紫優くんの歌声が聞きたいなぁ♡♡♡」
5人の女子に囲まれて ハーレム状態だ。
「ごめんね? 今日は もう帰ろうと…」
紫優くんが 得意の微笑みで 断ろうとすると…
「ついでに 倉田さんも いらっしゃいな!」
山崎さんに言われて…
「はぁ? 何で私が…」
「あら 歌はお嫌い?
何でも熟せる倉田さんでも 歌唱は弱点なのかしら?」
山崎さんに 徴発されて…
「上等じゃないの。」
あっさり 乗ってしまう私。
「まぁ! 倉田さんが来てくれるって♡
勿論 紫優くんも 来るわよね? ♡♡♡」
こうして…
私達は 家に帰れず 何故か カラオケに…
「…何で あそこで 徴発に 乗っちゃうの!」
紫優くんが こそこそ話で 私に怒る。
「ごめんってば! つい…」
「つい… じゃないでしょ!
詩史の悪いトコだよ?」
「反省してます…」
自己嫌悪…。
ケンカっ早いトコ 直したい…
「…まぁ いいや。
詩史とカラオケなんて 来たこと無かったし。
歌えるの?」
紫優くんの言葉に カチン☆
「歌えるわよ!」
「じゃあ 勝負する?
どっちが 高得点 出すか!」
「いいわよ! やってやろうじゃないの!」
反省したそばから ケンカを買う私(笑)
文化祭の 執事メイド喫茶の投票では
僅か1票の差で 紫優くんに負けていた。
2日間 頑張ってメイド活動した 私にとって
1日しか 活動していなかった 紫優くんに
負けるなんて 屈辱的だった。
今度こそ 私が 勝つんだから…!
心の中で メラメラと 闘志を燃やす。
紫優くんの歌声は…
音楽の授業で 何回かしか 聞いた事がない。
確かに 男子にしては
きれいな高音を 響かせていた 印象はある。
(何せ 興味が無かったから 思い出せない…)
対する 私は…
日々 得意曲と呼べるもの を用意し、
いつでも 売られた喧嘩に
対応出来る様に 磨きをかけていた。