飼い猫 🐈⬛🐾
第8章 プライド
「え? だって アイツ かわいいんだもん♪
今日だって 「怜央兄にしか頼めない」とか言うんだぜ? 聞いてあげたくなっちゃう♡」
お兄ちゃんは 急にデレッと 嬉しそうな顔をする。
私はその表情を見て ズル…っと 足が滑った。
「ブラコン! それを 操られてる とか 思わないの?!」
「思わないねぇ♪ 例えそうだとしても それで俺が 動きたくなるなら いいじゃねぇか!
それに 紫優が怒るのは 詩史が絡んだ時だけだ! それ以外は かわいいヤツだぞ?!」
…紫優くんは 身内までも 骨抜きにする…。
恐ろしい! と 震える。
「私は… 負けた気がする!
計算高くて… だから 紫優くんは嫌い…!」
現に今だって…
私から 紫優くんに接触するまで
自分からは 動かない。
その為に お兄ちゃんを寄越したんでしょう?
そういうの、ウンザリする。
心配なら… 迎えに来てよ…!
お兄ちゃんは 私の言葉に 溜息をついた。
「…まぁ、確かにそういう所は あるな…。
アイツは 詩史が 絡むと必死だから…。
でも 詩史は 紫優の計算通りになんて いかないだろ…。」
「そりゃあね、思い通りになんて させないからね!」
きっぱり 言い切る。
他の人は動かせても、 私は 簡単には動かない!
「でも 詩史… このままで良いのか?
いつまでも 振り向かない相手を 追い続けるのは さすがの紫優でも 限界があるぞ?」
お兄ちゃんの言葉に ドキッとする。
さっきの 紫優くんと関口さんの キスシーンを
思い出す。
「…そうだね。 もう 心は 離れかけてるかも…
…?
!?
!!!
え…? いつから 気がついてる…?」
いつから紫優くんへの気持ちがバレてる?
と 慌てた。
お兄ちゃんは 私の反応に 盛大な溜息をついた。
「生まれた時からだろ…。
お前達はいつだって お互いの事を意識してる。
片翼みたいなもんだろ? 失ってもいいのか?」
「…失いたくないから 動揺している。」
淡々と 業務連絡の様に伝える。
「え っ…!!! 」
お兄ちゃんは 私を見て 顔を 真っ赤にした。
「マジ…?」
口元に手を寄せ 照れながら 私を見る。
「…何よ ?」
「いや… とうとう 素直になるのか…って
うわぁ…! 何かっ 俺… ドキドキする〜…!」
今日だって 「怜央兄にしか頼めない」とか言うんだぜ? 聞いてあげたくなっちゃう♡」
お兄ちゃんは 急にデレッと 嬉しそうな顔をする。
私はその表情を見て ズル…っと 足が滑った。
「ブラコン! それを 操られてる とか 思わないの?!」
「思わないねぇ♪ 例えそうだとしても それで俺が 動きたくなるなら いいじゃねぇか!
それに 紫優が怒るのは 詩史が絡んだ時だけだ! それ以外は かわいいヤツだぞ?!」
…紫優くんは 身内までも 骨抜きにする…。
恐ろしい! と 震える。
「私は… 負けた気がする!
計算高くて… だから 紫優くんは嫌い…!」
現に今だって…
私から 紫優くんに接触するまで
自分からは 動かない。
その為に お兄ちゃんを寄越したんでしょう?
そういうの、ウンザリする。
心配なら… 迎えに来てよ…!
お兄ちゃんは 私の言葉に 溜息をついた。
「…まぁ、確かにそういう所は あるな…。
アイツは 詩史が 絡むと必死だから…。
でも 詩史は 紫優の計算通りになんて いかないだろ…。」
「そりゃあね、思い通りになんて させないからね!」
きっぱり 言い切る。
他の人は動かせても、 私は 簡単には動かない!
「でも 詩史… このままで良いのか?
いつまでも 振り向かない相手を 追い続けるのは さすがの紫優でも 限界があるぞ?」
お兄ちゃんの言葉に ドキッとする。
さっきの 紫優くんと関口さんの キスシーンを
思い出す。
「…そうだね。 もう 心は 離れかけてるかも…
…?
!?
!!!
え…? いつから 気がついてる…?」
いつから紫優くんへの気持ちがバレてる?
と 慌てた。
お兄ちゃんは 私の反応に 盛大な溜息をついた。
「生まれた時からだろ…。
お前達はいつだって お互いの事を意識してる。
片翼みたいなもんだろ? 失ってもいいのか?」
「…失いたくないから 動揺している。」
淡々と 業務連絡の様に伝える。
「え っ…!!! 」
お兄ちゃんは 私を見て 顔を 真っ赤にした。
「マジ…?」
口元に手を寄せ 照れながら 私を見る。
「…何よ ?」
「いや… とうとう 素直になるのか…って
うわぁ…! 何かっ 俺… ドキドキする〜…!」