飼い猫 🐈⬛🐾
第8章 プライド
お兄ちゃんは 両手で顔を覆って 動揺している。
「やば〜…! 紫優 喜びそう…!
早く 教えてあげて…?」
「…それが出来ないから 苦労してるんじゃない…。
今まで散々 否定してきた相手に 今更…
培ってきたプライドがあって 簡単に 言えない
のよ…。」
「そうか〜… そっか〜…
うん。 言い難いよな〜! 確かに…
詩史… が 紫優に だもんなぁ〜…」
数々の紫優くんとのやり取りを見て来たお兄ちゃんは
私の 紫優くんに 負けたくない 気持ちを
十分過ぎる程 理解してくれている。
「でも詩史、後悔するなよ?
俺からしたら 詩史だって 十分大事な妹なんだからな! 応援しか出来ないけど… 頑張れよ!」
お兄ちゃんが ポンッ と私の頭を叩く。
「… ありがとう。 お兄ちゃん…。」
お兄ちゃんに 話すくらい 素直に…
紫優くんにも 伝えられたら いいのに…
お母さんに 怒られている間中…
ずっと 紫優くんの事を 考えた。
認めたくないけど…
どんなに 紫優くんに悔しがって 嫉妬して
卑怯だと 罵って 否定しても…
紫優くんに 構われなかったら
清々する どころか
寂しくて 寂しくて… 心が ダメになる。
体が 紫優くんを 恋しがる。
… 覚悟を 決めるよ。
紫優くんの手に堕ちた って…
… 認めるよ…。
みっともないくらい…
こんなに 紫優くんに焦がれている事を
打ち明けるなんて
恥ずかしくて 死んでしまいそう…
すごく 悔しいけど…
敗北宣言…
「やば〜…! 紫優 喜びそう…!
早く 教えてあげて…?」
「…それが出来ないから 苦労してるんじゃない…。
今まで散々 否定してきた相手に 今更…
培ってきたプライドがあって 簡単に 言えない
のよ…。」
「そうか〜… そっか〜…
うん。 言い難いよな〜! 確かに…
詩史… が 紫優に だもんなぁ〜…」
数々の紫優くんとのやり取りを見て来たお兄ちゃんは
私の 紫優くんに 負けたくない 気持ちを
十分過ぎる程 理解してくれている。
「でも詩史、後悔するなよ?
俺からしたら 詩史だって 十分大事な妹なんだからな! 応援しか出来ないけど… 頑張れよ!」
お兄ちゃんが ポンッ と私の頭を叩く。
「… ありがとう。 お兄ちゃん…。」
お兄ちゃんに 話すくらい 素直に…
紫優くんにも 伝えられたら いいのに…
お母さんに 怒られている間中…
ずっと 紫優くんの事を 考えた。
認めたくないけど…
どんなに 紫優くんに悔しがって 嫉妬して
卑怯だと 罵って 否定しても…
紫優くんに 構われなかったら
清々する どころか
寂しくて 寂しくて… 心が ダメになる。
体が 紫優くんを 恋しがる。
… 覚悟を 決めるよ。
紫優くんの手に堕ちた って…
… 認めるよ…。
みっともないくらい…
こんなに 紫優くんに焦がれている事を
打ち明けるなんて
恥ずかしくて 死んでしまいそう…
すごく 悔しいけど…
敗北宣言…